あらすじ

ある日、天音のもとに送られてきた一冊のノート。そこには、ギムナジウムの少年たちの【運命】が克明に描かれており、フィリスクの衝撃的な「最期」までが綴られていた。そして、それは現実のものとなり……。古屋兎丸が描く《球体関節人形少年群像劇》、待望の第5巻!
アマネ†ギムナジウム 1巻

宮方天音(27歳)。年齢=彼氏いない歴。門前仲町にある築80年の一軒家に住み、派遣社員をしながら、人形作家をしている。ある日、贔屓の画材屋から古い粘土を譲り受け、ドイツの全寮制の「ギムナジウム」をテーマにした7体の少年の人形を作り上げる。その粘土には秘密があるという店主の言葉を思い出し、天音が人形たちにキスをすると、光が放たれ、彼らが動き出した。

アマネ†ギムナジウム 2巻

人形作家・宮方天音の素顔は地味な派遣社員。ある日、贔屓の画材屋店主から古い粘土を譲り受け、ドイツの全寮制のギムナジウムをテーマに、7体の少年を作り上げる。すると、人形たちは天音の考えた設定通りに動き出した。それだけでなく、粘土で作ったネックレスにキスをしたことで、天音はギムナジウムの世界に入り込んでしまう――。

アマネ†ギムナジウム(3)

中2の頃に思い描いた理想のギムナジウム世界に入り込んでしまった主人公・天音。少年たちの青春を眺めて喜ぶ天音だったが、彼女が作った「設定」のせいで少年たちの友情は崩壊。互いを想いあうフィリクスとヨハンの関係はは……。古屋兎丸が描く《球体関節人形少年群像劇》待望の第3巻!

アマネ†ギムナジウム(4)

ギムナジウム内部での争いに耐えられず現実へと逃げだした天音。笹井に少しずつ心を開いてく彼女のもとに現れたのは……。古屋兎丸が描く《球体関節人形少年群像劇》、待望の第4巻!

アマネ†ギムナジウム(5)

ある日、天音のもとに送られてきた一冊のノート。そこには、ギムナジウムの少年たちの【運命】が克明に描かれており、フィリスクの衝撃的な「最期」までが綴られていた。そして、それは現実のものとなり……。古屋兎丸が描く《球体関節人形少年群像劇》、待望の第5巻!

アマネ†ギムナジウム(6)

自身が創造した「球体関節人形」の少年たちが住む架空のギムナジウムと、現実の東京の二重生活を楽しむ人形作家・宮方天音。ある日、送られてきた一冊のノートに描かれていた「ストーリー」の通りに少年の一人・フィリクスが自殺するという衝撃的な事件が起きた。しかし、天音の必死の「治療」によりフィリクスは奇跡的によみがえる。そして、夢にまで見た少年たちとの東京での生活が始まった。しかし、「過去」は天音に目を背けることを許さなかったーー天音の秘密を握る同僚・笹井の導きで訪れた廃校で、自身が封印していた少年たちの「出生」に関わる過去を思い出す。消し去った過去をたどる【天音少女期編】の幕が開くーー。古屋兎丸が描く《球体関節人形少年群像劇》、待望の第6巻!

アマネ†ギムナジウム(7)

最愛の幼なじみの自殺という受け入れがたい過去を封印し、意思のある球体関節人形との理想郷を創造した人形作家・宮方天音。現実世界での恋愛、過去との対峙を経て、天音の「楽園」は音を立てて崩壊しようとしていた。ついに、封印した過去を受け入れて現実に向き合う時が来た。妄想に浸って生きた過去のあるすべての読者に捧げる完結巻!