自身が創造した「球体関節人形」の少年たちが住む架空のギムナジウムと、現実の東京の二重生活を楽しむ人形作家・宮方天音。ある日、送られてきた一冊のノートに描かれていた「ストーリー」の通りに少年の一人・フィリクスが自殺するという衝撃的な事件が起きた。しかし、天音の必死の「治療」によりフィリクスは奇跡的によみがえる。そして、夢にまで見た少年たちとの東京での生活が始まった。しかし、「過去」は天音に目を背けることを許さなかったーー天音の秘密を握る同僚・笹井の導きで訪れた廃校で、自身が封印していた少年たちの「出生」に関わる過去を思い出す。消し去った過去をたどる【天音少女期編】の幕が開くーー。古屋兎丸が描く《球体関節人形少年群像劇》、待望の第6巻!
※ネタバレを含むクチコミです。