あらすじ婚活難航中の女剣士・佐々木類の前に、新たな男が登場。ついに凄腕イケメンか!? ……と思いきや、現れたのは自他ともに認める微妙なルックスの持ち主・十郎だった。婿取りをかけて試合に臨む類は、十郎の剣に亡き父の面影を見出してしまう。一方、仲間には隠したまま、暗殺稼業に精を出す刀萌。その裏には、壮絶な過去と果たしていない約束があった――。『変ゼミ』TAGRO最新作、真剣勝負のガールズ時代劇!!
1巻の段階では「お江戸ガールズコメディ」ってコピーだったんですよ。これがたった4巻でこれだけ完成された人間ドラマを見せる時代劇に変容しようとは。3巻の終わりから続くこの展開の盛り上がりはただただ圧巻と言うしかない。1巻でも若干布石っぽいのはあったけど基本コメディ路線、巻が進む毎にドラマ性が強くなってくる、色んな要素が入りすぎてTAGROさんがこれまで培った手法やアイデアを全部ぶつけて描いてらっしゃるのではと思うほど。 3巻発売の辺りからか、売り上げが芳しくないのかTAGROさんがtwitter上で全力の広報活動を行なってらっしゃいました。正直、この作品が売れないと、作者側からのSNSを使った宣伝活動の努力の限界を見せつけられてしまっているような気がするので、何とかして売れてほしいのです。読めばわかります。