あらすじセカイを取るか、世界を取るか。学生生活を謳歌する一方で、セカイの身体は取り返しがつかないほど蝕まれていた。次第に明らかになる世の理(ことわり)。運命の狭間でユウキが下した決断とは。千年の刻を越える【愛の喜劇(ラブコメ)】これにて終幕(かいまく)――。
恐ろしく強気かつ能天気なタイトルに似合わぬ「THEセカイ系」。一風変わった雰囲気をもった作品ですが、漫画を担当しているのが原作イラストレーターの方なので"世界"の再現度は折り紙付きではないでしょうか。(「ラブコメ」って「セカイ系」の一側面でもあると思うので、ある意味内容と合ったタイトルではありますね) コミックス1巻まで読んでも序盤も序盤、導入部ですしあまり内容については言及できませんが、作画担当の肋兵器先生に関して、個人的に2011年の魔法少女まどか☆マギカの頃から注目していて、Pixivのイラストや公式アンソロジーでひと際尊くて印象的でした。この「もんラブ」が氏にとって"代表作"なのは間違いなさそうですが"出世作"となるか、期待は大きいです。