あらすじ連載完結から25年たっても大人気! 奇跡のロングセラー『悪女(わる)』 落ちこぼれ新入社員の田中麻理鈴(まりりん)は、近江物産のロビーで出会った男性に一目惚れ。名前も所属もわからない彼のことを知るために、出世して人事課長になることを決意するが…。オフィスという名の魔窟(ダンジヨン)でサバイバルしながらの王子さま探し。読みはじめたら止まらない! お仕事エンタテインメント開幕!! 2022年4月期日本テレビ系新水曜ドラマ「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」ドラマ化作品!
巨大企業へ、末端窓際コネ入社したマリリン。 出世したい理由が会社のどこかにいるはずの王子様探しという乙女な理由を持っています。 古めの絵と価値観。 数ページで苦手かもと思ったものの、読み進めていくと気にならなくなり、おもしろさにハマってザクザクと読み進めてしまいました。 タイトルは「悪女(ワル)」ですが、嫌がらせをしてくる人くらいしか悪い人はおらず、四半世紀以上前の働く女性社会のこと?と悩んだのですが、マンバの口コミをみて、なるほどなと思いました。 たしかに、愛嬌と強かさと宴会芸を持つ、人たらしの主人公マリリンは悪女といえば悪女です。 あっけらかんとしたマリリンのおかげで、古くさい価値観を水に流して読むことができます。 よくここまでザザーッと流せるなと感心してしまいます。 きっと連載中に読んだ働く女性方には、フィクションとはいえ、頼もしい存在だったのかもしれません。