満月がやけに大きく見える、ある夏の夜。静かな別荘地の森の中で、少女は感じていた。それはとても不思議な、心地よい気分。なんだか自分が自分で無いような心地……。原因不明の奇病「タヌキ」にかかってしまった少女と男が、「オオカミ」になってしまった姉を追い、白昼夢のような一日を体験する。福山庸治が描く、幻想的な傑作長編!
満月がやけに大きく見える、ある夏の夜。静かな別荘地の森の中で、少女は感じていた。それはとても不思議な、心地よい気分。なんだか自分が自分で無いような心地……。原因不明の奇病「タヌキ」にかかってしまった少女と男が、「オオカミ」になってしまった姉を追い、白昼夢のような一日を体験する。福山庸治が描く、幻想的な傑作長編!
強者が全てを支配する世界。「ヒト」という霊長類の時代を終え、そこにはウィルスに侵されない強靭な肉体を持つ獣達が二足歩行で闊歩していた。狼族と虎族の対立する中、謎の少年“レグ”が現れる。上半身はヒト、下半身は狼の4本脚を持つ、彼は一体何者なのか…?
「雄の調教の仕方、教えてア・ゲ・ル」赤ずきんがお見舞いのため、お婆さまを訪ねると、2匹の狼とヤってる真っ最中!お婆さまったら狼とだなんて不潔!…だけど、目が離せない!Hに興味津々な赤ずきんは、お婆さまらからプレイ見本付きの性教育が施されて…!?ツンデレ赤ずきんが大人の階段を登るため、狼さんの「前から後ろから膝ガクガクプレイ」にだって耐えちゃうゾ!お、狼なんて、恐くないんだからッ!
▼第1話/第1章・怪童子誕生▼第2話/第2章・謎の男▼第3話/第3章・狼谷の決闘▼第4話/第4章・伊賀の忍者▼第5話/第5章・再会▼第6話/第6章・地走り。放浪の巻▼第7話/第7章・仇討ち●登場人物/佐助(狼に育てられ、その後忍術の修行を積む。狼の群を率いる)、影丸(佐助の忍術の師匠。陰から佐助を見守る)、お春(佐助の母親。佐助を捜している)●あらすじ/ある農民夫婦の息子・佐助は両親が目を離している間に姿を消してしまった。村人たちの必死の捜索も徒労に終わり、佐助はついに見つからなかった。それから月日はめぐり、遠く離れた村を狼の群が襲った。親玉狼を狙いに山に足を踏み入れた猟師・留吉に襲いかかってきたのは、なんと狼ではなく少年だった……!(第1話)。▼再び村を狼の群が襲った。しかし、今度は村人に逆襲されて少年は捕らえられ、「狼小僧」として話題になる。その噂を聞いて、「もしや佐助では……」とお春が村を訪ねてくる。母の子守歌に一度は心を開きかけた佐助だが、仲間の遠吠えで再び狼へと戻ってしまう。そこへ村人が襲いかかるが、煙幕が張られ、佐助は謎の男によって連れ去られる。意識を回復した佐助は、男に襲いかかるが……(第2話)。
太古の昔より、イズナの狼たちは悪霊と対峙するための神の護衛に任命されていた。『紅い雲の伝説』の秘刀に纏わる不思議な世界に舞い込む。遥か昔から、自然の霊は、人間の不浄な目から彼らを隠す魔法のベールである神隠しを創造した。以来、霊と人間はもはや互いに目を合わせることもなく、それぞれ異なる世界に属するかのように生きていた。そんなある日、ノッゴが突然現れた。ノッゴがどのように現れたのかは、知る由もなかったが、ノッゴの悍ましい闇は神の世界に影響を及ぼし始めた。御神木ムネモリは、神の世界を護るべくノッゴの恐ろしい害悪と戦う力を持つイズナを創り出す。しかし、小さな女の子の姿として生まれた幼い狼イズナは、霊界と人間界との微妙なバランスを崩し、世界が混沌へと向かう兆候を見せる。
森の中の高級別荘地にやってきたハーフの姉妹。しかし満月の夜に妹がタヌキになってしまう。夜が明けて妹が人間に戻ったと思ったら、今度は姉がオオカミになってしまい、同日に起こった殺人事件の犯人にされてしまう?!…というハラハラが楽しいコメディタッチの作品です。 どうして姉妹が変身するのかについては、その一族には当たり前のことって感じで、明確な説明がなくて残念でした(私が読み飛ばしただけかもしれないけど…)。でもここを掘り下げると1巻で終わらなそうですね。絵も上手いし読み応えはありました! 紙の選集で読んだのですが、巻末の作者による自作解説が面白かったです。他の作品も読んでみたくなりました。学生時代には同郷の萩尾望都と同人誌を作っていたらしいです。