あらすじ
満月がやけに大きく見える、ある夏の夜。静かな別荘地の森の中で、少女は感じていた。それはとても不思議な、心地よい気分。なんだか自分が自分で無いような心地……。原因不明の奇病「タヌキ」にかかってしまった少女と男が、「オオカミ」になってしまった姉を追い、白昼夢のような一日を体験する。福山庸治が描く、幻想的な傑作長編!
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満月がやけに大きく見える、ある夏の夜。静かな別荘地の森の中で、少女は感じていた。それはとても不思議な、心地よい気分。なんだか自分が自分で無いような心地……。原因不明の奇病「タヌキ」にかかってしまった少女と男が、「オオカミ」になってしまった姉を追い、白昼夢のような一日を体験する。福山庸治が描く、幻想的な傑作長編!
満月がやけに大きく見える、ある夏の夜。静かな別荘地の森の中で、少女は感じていた。それはとても不思議な、心地よい気分。なんだか自分が自分で無いような心地……。原因不明の奇病「タヌキ」にかかってしまった少女と男が、「オオカミ」になってしまった姉を追い、白昼夢のような一日を体験する。福山庸治が描く、幻想的な傑作長編!
森の中の高級別荘地にやってきたハーフの姉妹。しかし満月の夜に妹がタヌキになってしまう。夜が明けて妹が人間に戻ったと思ったら、今度は姉がオオカミになってしまい、同日に起こった殺人事件の犯人にされてしまう?!…というハラハラが楽しいコメディタッチの作品です。 どうして姉妹が変身するのかについては、その一族には当たり前のことって感じで、明確な説明がなくて残念でした(私が読み飛ばしただけかもしれないけど…)。でもここを掘り下げると1巻で終わらなそうですね。絵も上手いし読み応えはありました! 紙の選集で読んだのですが、巻末の作者による自作解説が面白かったです。他の作品も読んでみたくなりました。学生時代には同郷の萩尾望都と同人誌を作っていたらしいです。