あらすじ

東北にある、バカでも入れる小さな美大。山の中にあって女子がほとんどの学校である。壁画の千葉と、日本画の本吉と、洋画の藤本は、同学年の気の合う仲間。冬の寒さも、制作の厳しさも、学生の楽しさも、将来への不安も分かち合いながら、共に過ごしている。真剣に創作をしながら。
モディリアーニにお願い 1巻
東北にある、バカでも入れる小さな美大。山の中にあって女子がほとんどの学校である。壁画の千葉と、日本画の本吉と、洋画の藤本は、同学年の気の合う仲間。冬の寒さも、制作の厳しさも、学生の楽しさも、将来への不安も分かち合いながら、共に過ごしている。真剣に創作をしながら。
モディリアーニにお願い(2)
絵で美術で大きくなりたいと、創作を続ける千葉と藤本と本吉。本吉の才能に注目が集まり、千葉が丁寧にガラスを形づくり、藤本が自らの絵に問い続ける。自分は、何者かになれるのだろうか。3人は一緒に答えを探し、光を見つける。
モディリアーニにお願い(3)
話題の美大奮闘物語、心を打ち抜く3集! 個展を経て、改めて美術と向き合う千葉。そんな千葉を、眩しく思う藤本。ひたむきに自分を突き詰める本吉。才能への焦り、仲間といる喜び、途方も無い熱量… 3人は自分のすべてを創作に注ぎ込む。そして少しずつ月日は流れ、「大人」になる時が近づいて来る――
モディリアーニにお願い(4)
心を溶かす美大物語、葛藤と向き合う4集! 「ダ・ヴィンチ」プラチナ本にも選定された話題作! 人気作家・燃え殻氏によるエッセイを特別収録した第4集!! もがきながらも、美術に目覚めていく美大生3人。学生生活も、気付けばあと1年に。不安と一生懸命さを抱えて、千葉は教育実習へ。藤本は家族と、本吉は過去と、それぞれ真剣に向き合うことに。「人はいつ大人になるのだろう」答えなんて分からない。でも今だけは、背中を押してくれる仲間がいる。
モディリアーニにお願い(5)
心を揺さぶる美大成長物語、堂々完結!! 美大生3人に、最後の長い冬がやってきた。少しずつ時は流れ、卒業制作の時期が迫る――― 卒展で一番目立つ正面の壁。その展示場所を懸け、勝負することとなった藤本と本吉。一方、漠然とした焦りと不安を抱えていた千葉は、自分なりの答えを見つけ、一人富山に向かうが… 進路、創作、家族、そして自分自身に、もがきながらも、懸命に向き合う3人。まだ何者でもない彼らが、旅路の果てに見たものとは――――
カイの砂漠

カイの砂漠

変わらない街に帰ってきた。変わってしまった自分を抱えて。 大学進学のため家を出た環(たまき)は、生まれ育った町へ帰ってきた。 後悔と不安……それからある秘密を携えて。 そして訪れる新たな出会いは、彼女の世界をどのように変えるのか——。 無二の筆致と確かな心理描写で読者の心を揺さぶる俊才、web初連載!
君と銀木犀に

君と銀木犀に

『まんがタウン』誌で好評連載の本作が待望の単行本化。思春期まっただ中の少年ふたり、葉介と泉の心の往還をユーモラスに温かく描いている。登校の為、いなか道を2時間かけて歩く泉。途中いつもすれ違うのが別の中学に通う葉介。時に傷つき時に笑いあい、ゆっくりと「ともだち」になっていく――。
カペラの眩光

カペラの眩光

売れないバンドマン・日辻青色。彼のもう一つの顔は「画家」。画家としては定期的に仕事をもらえている日辻だが、実はその絵は高校時代の友人であり、家の外に出ることができない引きこもり・夜木が描いたものだった。バンドの方では全く芽が出ず腐っていた日辻だが、ある日夜木の描いた一枚の絵を見て衝撃を受け、もう一度本気で取り組もうと決意する。しかしその絵がツイッターでバズったことで、二人の運命が大きく変わり始めて――?
珈琲と猫の隠れ家

珈琲と猫の隠れ家

とあるサラリーマンが仕事を抱え、いそいそと店に入ると、そこは猫カフェだった。戸惑いながらも、椅子に座ると猫が膝に乗ってきた。聞こえてくるゴロゴロという音色。自分に流れる時間と猫に流れる時間の違いに思いを馳せる。彼は仕事の手を止め、そっと猫の頭をなでるのだった―――。やさしい刻が流れる猫カフェへようこそ。恋に悩む女子高生や猫の飼い方がわからないおじさんなどユニークなお客さんも来店します!
モディリアーニにお願い
美大生に憧れてた
モディリアーニにお願い 相澤いくえ
さいろく
さいろく
物語について。 才能のあるなしって本当に重要なのかなとか、見えるとこまで行った頃にもし自分に才能ないってわかったらすごいツラいんじゃないかとか、そういうのがそのまま描かれててすごいツラいし、いい話もあってイイハナシダナーってなるし、色がないのに(トーンもない?かも?)すごい色が見えるような手書き感が堪らなく好き。 自分の語彙力のなさが悔やまれる。 ↓雑記として。 カッコいいと思ってたから美大に行きたいと真面目に考えてた時期があって あの頃は絵とか芸術とかちょっと好きだから他人より芸術家向きですごい才能があるんじゃないかとか勘違いしていて ムサビとかタマビとかの学園祭とか行ってみたりもした。 そして本当にこういう感じの人たちがいっぱいいた。 表現者というか、卵感があるけどどういう考えでそういうものが作れるのかと感心した。 相澤いくえ先生がすごいと私が思うのは、そういう感じたものみたいな見えないものを「当時の若い私目線でも感じていたであろう感覚」をマンガに描いて人に伝わる形にしているところ。 実際の感覚なんて形ないんだからわからないんだけど。 4巻も好きだった。よかった。