亡き祖父の借金のカタとして、『かくりよ』の大旅館「天神屋」の大旦那に嫁入りを突き付けられた葵。嫌がる葵は起死回生の策として、「天神屋」で働いて借金を返済すると宣言するが中々稼ぎ場所が見つからず……。宿の中は敵だらけ、特に何かと対抗心を燃やしてくる若女将・お涼や番頭・土蜘蛛とは一触即発。しかし、次第に明らかになる彼らの過去――葵は得意の料理で彼らとの距離を縮めることができるのか。そして職を手に入れることはできるのか…!もつ鍋や、豆腐アイス、ろくろ首の手作りさくらんぼジュースなど、今回も美味要素満載――!!※巻末には電子書籍版限定の描き下ろしイラストを収録!
主人公の葵は祖父の借金のかたに妖怪の世界に連行されて、身一つで何ができるか考えてご飯を作るお店を開く。 人間界で食べたものが恋しい妖怪や食べたことがないからと興味津々でくる妖怪。 特別なものではなく簡単で手のかかったどこにでもある料理だから、妖怪さんたちも心開いていく 登場する怖い系でなく可愛かったり綺麗だったり、その辺は読みやすいです。