あらすじ

都市生活を破綻させかねない大きな危機が差し迫っていた。大量消費、大量廃棄による「ゴミ問題」である。関東一円から運び込まれたゴミで、中央防波堤の埋立地は限界がきていた。そこで総理が考えたダイナミックかつスペクタルなゴミの有効利用とは…!?数日後、総理自ら中央防波堤へ出陣、その後も足しげく現場に通い、陣頭指揮をとった。それから数週間後、国民だれもが驚愕する総理の新機軸が明らかになった!!
内閣総理大臣織田信長(1)

時は平成の世。日本の国会議員は既成のシステムに寄りかかり、自己保身に明け暮れていた。そんな中、「新党のぶなが」の党首・織田上総介信長が400年ぶりに政権復帰を果たし、戦国大名初の総理大臣となった。国民は大いに期待した。が、しかし、総理の所信表明演説での大暴言!?支持率急降下!!織田政権の前途は多難であった…。時代は変われど信長スピリッツ健在、驚異のシュミレーション・ギャグ!

内閣総理大臣織田信長(2)

平成の世に、戦国大名として初の総理大臣となった織田上総介信長。首相官邸では、なんと総理自ら放送局の新設を行うという異例の記者発表が行われていた!その名も「MHKちょんまげ」。番組は各種時代劇、能狂言、大相撲専門といった総理お好みのオンパレード。さらに開局記念の大河ドラマに自作自演!来年度の予算はいったいどうなる?家臣らの心配をよそに総理・信長は突き進む!

内閣総理大臣織田信長(3)

3月某日、内閣総理大臣・織田信長は極秘に病院で診察を受けていた。軽いめまいとけだるさがあったため大事をとったのだが、診断された病名は「×××××」。カタカナの長ったらしい病名が実はよく聞き取れなかった総理であったが、そのひびきに何か不吉なものを感じていた。さらに医者は現代医学をもってしても、治療法どころか予防策さえないのだという。この事態に、家臣の羽柴秀吉、徳川家康、柴田勝家らはショックを隠しきれず…!?

内閣総理大臣織田信長(4)

天下の織田信長は戦国武将中でも屈指の乗馬好きで、乗り手としてもピカ一だったと言われる。それだけに平成の武将こと織田上総介信長も、馬を見る眼にかなりの自信を持っていた。しかしその絶対的自信が大きな落とし穴となってしまった。総理の勝馬予想大はずれに、それを信じた国民が被害者救済のデモを起こしたのだ。そこで考えた秘策はなんと、総理自ら出馬宣言!!

内閣総理大臣織田信長(5)

都市生活を破綻させかねない大きな危機が差し迫っていた。大量消費、大量廃棄による「ゴミ問題」である。関東一円から運び込まれたゴミで、中央防波堤の埋立地は限界がきていた。そこで総理が考えたダイナミックかつスペクタルなゴミの有効利用とは…!?数日後、総理自ら中央防波堤へ出陣、その後も足しげく現場に通い、陣頭指揮をとった。それから数週間後、国民だれもが驚愕する総理の新機軸が明らかになった!!

内閣総理大臣織田信長(6)

7月、「新党のぶなが」3度目の党大会が近江安土にて開かれようとしていた。そして大会後のレクリエーションには、信長杯争奪バス釣りトーナメントが予定されていた。はりきる総理は、ルアー作りに余念がない。そしていざ当日。総理は、彼のルアーが常識を超えたサイズであることにも気付かずに、水中に竿をたたきこむ。当然のごとく一匹も釣れないままとっぷりと日が暮れて、残ったルアーは妹・お市が託した「フローティング兄さん」のみとなった…。

内閣総理大臣織田信長(7)

師走も押し迫ったある日、総理・信長はテレビのドキュメント番組「激闘警察48時間」を見て、今なすべきことをさとった。早速愛知県警へと向かった総理は、暴走族粉砕のため、自ら年末年始の特別警戒にあたると宣言した。しかし年末は飲酒運転の検問などもあり、暴走族の検挙にかける人員がどうしても手薄になってしまう。そこで考えたのが総理自信作の改造パトカー!!威嚇効果は十分なのだが、その実体は…!?

内閣総理大臣織田信長(8)

世間では老若男女を問わず、あの手この手の様々なダイエットが流行中。そしてここにも一人、総理の盟友・徳川家康もまた、華麗な変身を夢見てダイエットを決意する。家康の目指すところは、かっこよくなった彼のもとに集まる若い女性層の支持。総理が家康のダイエット情報をうっかりマスコミにもらしたことから、なんとしても公約を果たさなければならなくなり、信長と家康は減量実現に向けて浜松城にたてこもった。その名も「籠城兵糧攻め」ダイエット」作戦!!