日本を代表する電機メーカー・テコットの会長を退いた島耕作は相談役に就任。テコットの枠にとどまらず日本の経済活動に貢献したいと考える島耕作。東京五輪が迫る中、その視野にとらえたのはスポーツ界だった。旧態依然のアマチュアスポーツ界に優れた経営ビジョンを持ち込むことで変革を起こそうとしている人間たちがいる。「スポーツは教育」「スポーツで金儲けはしない」――そんな凝り固まった考えの社会に風穴を空けろ。2020年の東京オリ・パラ、その後のスポーツビジネスを見据えて、島は動き始める。一方、テコット内部では新社長・風花凜子への風当たりが日増しに強くなり怪文書が出る始末――その時、島耕作は!?
早稲田大学4年生の島耕作。大学生活も残すところ1年となり、ついに「就職活動」のシーズンが到来!目指すは大手電機メーカー「初芝電産」の内定ゲット。さっそく同級生の樫村とともに初芝の一次選考に挑むが、耕作の身にまさかの緊急事態発生! 就活は波乱の幕開けに……。のちに大企業のトップに立つ男の「原点」となる波乱万丈の青春譚、「就活編」がいよいよ開幕!
日本の電機メーカー・テコット会長の島耕作(しま・こうさく)は人工知能“AI”を搭載した自動運転車の開発をすべく、社内ベンチャーを立ち上げた。世界有数の企業が挑む、新たな“産業革命”。そこに蠢く戦略や駆け引きとは? 2016年正月にNHK BS1にて放映された「島耕作のアジア新世紀伝」にオリジナルストーリーを加えコミック化。2013年からNHK BS1にて放映された「島耕作のアジア立志伝」漫画版も同時収録。