あらすじ

イゼルローン陥落の凶報が届いたラインハルトは、その怒りを隠せずにいた。一方、ビュコック提督とレベロ議長の訃報を聞いたヤンもまた、自責の念を抑えられず……。そしてヤンを頼り、旧自由惑星同盟の残存勢力が集結し、新たな戦乱の兆しが見え始めていた――。そんな中、ハイネセンではラインハルトの勅令が交付され、銀河帝国による統治が始まったのだが……!?
銀河英雄伝説(1)

遠く、遠く、遥かなる未来――“常勝の天才”と“不敗の魔術師”と称される二人の英雄、ラインハルト・フォン・ミューゼルとヤン・ウェンリーがこの世に生を受ける。時代の波濤に煌めく二つの灯火が銀河を翔け、人類の命運を動かす――。悠久の戦乱に終止符を打つべく現れた、二つの巨星の運命を描くSF英雄譚!!

銀河英雄伝説(2)

最前線へ転属希望をし、銀河帝国の最果て、雪と氷の惑星・カプチェランカに着任したラインハルトとキルヒアイス。この地で目にしたのは帝国軍の腐敗であった。幾度となく怒りが湧き上がる中、ラインハルトは初陣を迎えるが…!? 自由惑星同盟のヤン・ウェンリーは、のちの立憲制の指導者、ユリアン・ミンツと出逢う。彼はユリアンの養父となるのだが、国内では帝国軍の要である難攻不落の要塞・イゼルローン攻略が計画されていた!!

銀河英雄伝説(3)

国内情勢の煽りを受け、帝国軍難攻不落の要塞・イゼルローンへ侵攻を開始した自由惑星同盟。ヤンもこの戦いに参戦し、趨勢を見守る…。一方、迎え撃つ帝国軍は、ラインハルトが数々の武功を挙げ、同盟軍を窮地に追い込む。 漆黒の宇宙に煌めく二つの巨星は、ついに戦場で相見えるのか!?

銀河英雄伝説(4)

自由惑星同盟は要塞攻略のため、ミサイル部隊で強襲するもそれを見抜いていた帝国軍ラインハルトが立ちはだかる!! 果敢にも囮を引き受けるラインハルトを同盟もろとも焼き尽くさんとするイゼルローン要塞の主砲、「雷神の鎚」! 死地に活路を見いだし、戦局を好転させることはできるのか!? 第六次イゼルローン攻防戦、決着!!

銀河英雄伝説(5)

次々と武功を挙げ、着実に地位と名声を得ていくラインハルトは、新造戦艦ブリュンヒルトを手に入れ、新たな戦いに想いを馳せていた……。そんな中、友・ミッターマイヤーを救って欲しいと現れたロイエンタール…。この若き名将との出会いが、ラインハルト陣営に大いなる変革をもたらす!!

銀河英雄伝説(6)

第四次ティアマト会戦――。貴族による卑劣な現場介入により、ラインハルト艦隊は敵へ単独前進を命ぜられた!! 無謀な命令も怯まず、全艦前進を宣言したラインハルト…その戦場に広がる光景は、驚くべきものだった!!

銀河英雄伝説(7)

アスターテ会戦において、窮地に追い込まれた自由惑星同盟軍。ヤンが立案した作戦で、ラインハルト率いる帝国軍に相対すが……。 “不敗の魔術師”ヤンVS.“常勝の天才”ラインハルト二つの巨星が遂に一戦を交える!!

銀河英雄伝説(8)

同盟軍ヤン少将の作戦に応じ、「薔薇の騎士(ローゼンリッター)」連隊がイゼルローン要塞内部潜入に成功!! ついにあの難攻不落のイゼルローンが陥ちるのか!? 不敗の魔術師の本領が今、発揮される……。一方、銀河を揺るがす一大事に、帝国軍ラインハルトは!?

銀河英雄伝説(9)

様々な思惑が絡み合う中、帝国領進攻作戦に参戦することになってしまったヤン中将。シトレ元帥はヤンが出世して軍最高地位になり、同盟軍の腐敗を淘汰することを望むが…。一方、同盟軍侵攻を察知したラインハルトは、幕下に従える優秀な部下と共にこれを迎え撃つ準備を進めていた!!

銀河英雄伝説(10)

同盟軍による初の帝国への進攻作戦は、敵の計略と自滅により敗戦濃厚……ヤンは撤退を余儀なくされる――。この好機に、宿敵ヤンを討つべく猛攻を仕掛けるラインハルト。一方、味方の被害を少しでも減らし、撤退したいヤン。二人の才の応酬による会戦の結末は……。

銀河英雄伝説(11)

銀河帝国皇帝崩御――。幼帝側についたラインハルトと、これを快く思わない貴族派が対立し、帝国内で内乱が勃発。貴族一掃の好機と捉えたラインハルトは、部下を指揮し、貴族派に立ち向かう!! 帝国の未来を手にするのは、果たして…。

銀河英雄伝説(12)

対貴族との内乱は、キルヒアイスが辺境地を平定。残るはガイエスブルク要塞に立て籠もる者たちのみとなった。ラインハルトは貴族軍を要塞の外へ誘き出し、殲滅に乗りかかるが……!? 帝国を二分する内乱、ついに決着へ!!

銀河英雄伝説(13)

帝国内乱が平定したのも束の間、これまでラインハルトとキルヒアイスの間にあった無二の信頼が音もなくひび割れていく。そして、その後、ラインハルトに最大の悲しみが訪れる――。一方その頃、時を同じくして自由惑星同盟側にも内戦の兆しが……!?

銀河英雄伝説(14)

自由惑星同盟にクーデターが勃発! 「救国軍事会議」を名乗る武装集団は、同盟軍幹部を次々に拘束し、支配惑星を広げていく。ヤン艦隊は状況鎮圧のため、最強の白兵部隊、「薔薇の騎士(ローゼンリッター)」連隊を市街戦へ投入する!! 遂に同盟人同士での武力衝突が始まる!

銀河英雄伝説(15)

帝国、同盟……。共に内乱を経て、新たな時代へと動き出す。銀河帝国・ラインハルトは宰相となり、国内を掌握し新体制を築き始める。そして、同盟侵攻へ向けてある作戦がもたらされる。一方、自由惑星同盟は、国境最前線イゼルローン要塞付近で帝国軍との遭遇戦に臨む。その戦いでヤンの被保護者・ユリアンが初陣を飾る!!

銀河英雄伝説(16)

帝国軍はイゼルローン要塞攻略のため、自軍の巨大要塞をワープさせ、ここに前代未聞の「巨大要塞VS.巨大要塞」が始まる!! 迎え撃つ同盟軍は、査問会に召集されたヤンが帰還するまで持ちこたえようとするが、首都星では更なる陰謀が動き出し……!?

銀河英雄伝説(17)

帝国軍内ではヤンが不在か否かで揺れ、攻め手を欠く。一方、同盟軍では査問会を脱したヤンが援軍として到着。いち早くその存在に気づいた帝国軍は、ある作戦を立て攻勢に出ようとするが、そこには魔術師の罠が待ち受けていた…要塞 対 要塞、決着!!

銀河英雄伝説(18)

作戦名「神々の黄昏(ラグナロック)」発動!! 銀河帝国の幼帝が自由惑星同盟に亡命したのを機にラインハルトは同盟に宣戦布告する! 対するヤンは同盟側に唯一侵入できる回廊、イゼルローンにて彼等を待ち受けるが……。天才と魔術師――両雄による最大規模の対決が今、始まる!!

銀河英雄伝説(19)

「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦のイゼルローン攻略を任された帝国軍のロイエンタールは、旗艦内に同盟軍最強白兵部隊「薔薇の騎士(ローゼンリッター)」の侵入を許し、指揮官同士の一騎打ちが始まるが…!? 一方、別ルート「フェザーン回廊」から同盟軍へ進行するラインハルト達は、遂に眼前にフェザーン本星を捉え……。

銀河英雄伝説(20)

同盟軍は、帝国軍による自国領内への侵入を許し、防戦を余儀なくされた。苦戦する味方を助けるため合流を急ぐヤンは、この危機に間に合うのか!? そして、圧倒的な強さを誇る帝国軍ラインハルトは、未だ現れぬ好敵手の到着を待ち望むのだった――。

銀河英雄伝説 21巻

自らの命を囮にし、ヤンと直接対決に臨むラインハルト。帝国軍VS.同盟軍の雌雄を決する激闘が始まった! 互いに策を練り、決戦に挑む二人だったが、小さな綻びを先に発見し、その隙をついて来たのは……。そして両雄による最大級の死闘に決着の時が訪れる――。

銀河英雄伝説 22巻

勝利目前にして全面降伏を受け入れた同盟軍ヤン。譲られた勝利を手にした帝国軍ラインハルト。停戦を機に実現した歴史的会談で、二人の英雄は何を語るのか……!? 長きにわたる戦いの歴史が終結したのも束の間、第三勢力の動きが活発化し始め……。

銀河英雄伝説 23巻

退役し一般市民となったユリアン・ミンツは地球教の正体を探るため、地球へ降り立つ。調査中、地球教の闇を垣間見たユリアンはこの場に留まるのは危険と判断し、脱出を試みる。その矢先、帝国軍による地球教征討の軍が侵攻してきて……!? その頃、同盟首都星ハイネセンでは、ヤンが窮地に立たされる!?

銀河英雄伝説 24巻

帝国に命を狙われ危険を感じたヤンは、同盟との決別を決め首都星を脱出。だが、人質として捕縛した帝国軍将軍が命を絶ち皇帝ラインハルトとの衝突は避けられない状況に……。この危機に魔術師ヤンがとった行動とは!? 一方、この報せを聞いたラインハルトの胸中や如何に!?

銀河英雄伝説 25巻

ヤンはイゼルローン要塞再奪取の作戦をユリアンに託し、陥落寸前まで追い込むが…!? 一方、ラインハルトは、宇宙完全統一のため再度の親征軍を起こす。迎え撃つは同盟軍老将ビュコック元帥。圧倒的な戦力差の中、老将はどう立ち回るのか!? 自由惑星同盟、最後の戦いが始まる――。

銀河英雄伝説 26巻

イゼルローン陥落の凶報が届いたラインハルトは、その怒りを隠せずにいた。一方、ビュコック提督とレベロ議長の訃報を聞いたヤンもまた、自責の念を抑えられず……。そしてヤンを頼り、旧自由惑星同盟の残存勢力が集結し、新たな戦乱の兆しが見え始めていた――。そんな中、ハイネセンではラインハルトの勅令が交付され、銀河帝国による統治が始まったのだが……!?

銀河英雄伝説 27巻

回廊の戦いの火蓋が切って落とされた! 帝国軍に対し数で劣るヤン陣営は狭い回廊を味方に、ヤンの的確な指示で帝国軍の先鋒ビッテンフェルト艦隊を迎撃する。窮地に駆けつけた帝国軍の増援に対してもヤンの策謀は更にそれを上回り、状況を聞いたラインハルトの苛立ちは増していく……。

銀河英雄伝説 28巻

圧倒的な戦力差の中で始まった回廊の戦い。しかしその差をものともせず、巧みな戦術で帝国軍を追い詰めるヤン陣営は、遂にラインハルト本陣へ迫る!! そこへ割って入った帝国軍ミッターマイヤー元帥だがヤン分艦隊に撃破され、戦死の報が届く……!? 倒れゆく味方将兵を目の当たりにしたラインハルトは友キルヒアイスを幻視するように……。激戦続く回廊の戦いの行く末は!?

銀河英雄伝説 29巻

ヤン襲撃の報せを受けたユリアンらは救援に向かうも、時すでに遅く……。巨大な英雄の死に全宇宙は動揺し、好敵手が去った失意の中、皇帝ラインハルトは病臥を続け、戦争は終わろうとしていた。そしてその間隙を突き、陰謀がふたたび台頭してゆく――…。

銀河英雄伝説 30巻

皇帝暗殺未遂事件を契機に皇帝ラインハルトは過去の出来事を思い苦悩し、ヒルデガルドを呼び止め一夜を過ごす…。二人の関係に変化が生じる一方で、新たな波乱を起こそうとする者たちが暗躍して……!?

銀河英雄伝説

よく見るYouTuberさんがアニメ版の話をしょっちゅうしていて

銀河英雄伝説 田中芳樹 藤崎竜
さいろく
さいろく

ずっと気になっていたんだけどあまりにも長いので手を出せていなかった(周りから手を出したら負けとか沼とか言われてたのもあった)のだけど、この度なんと藤崎竜先生がイチから描いてくれるというではないですか。 現在15巻、死ぬほどツラいシーンを多々乗り越えて来たが、これが最大の山場なのではないかと思うぐらいツラい出来事が13巻だか14巻だかであり、この後どうなるんだ…ヤン・ウェンリーが代わりになるっていうのか!みたいななんだろう、もういつのまにか役が入り込んでしまう感じでスペースオペラなSFで。 あ、全然劇ではないんだけど話は劇的です。 天才+秀才+精鋭vs天才+仁義vs外野みたいな感じ(15巻まで) ・夢中になって読める。 ・例え「封神演義」が苦手だったり当時の絵やギャグテイストが好きじゃなかったとしても全く問題なく全く別の人だと思って良いぐらいタッチも何もかも変えてきているので安心して読める。 ・原作者(田中芳樹さま)は本当に1人の人間なのかと疑いたくなるぐらい名作を作る人だなと関心できる。 ・なにより「銀英伝」についての話に入っていける(理解できる)ようになる! 以上の理由により皆読むべき。好き。