あらすじ不意に上京したアンは鞠子さんに出会う。が、鞠子さんは劇団員になっていて、時間薬が彼女を穏やかにしていた。一仁は無事に日々大きくなって、アンは自分の子供として関わろうと思うようになった。頑張っていた冬梧は、論文が認められて来春から、マサチューセッツに留学が決まる。東京と京都の距離ですら遠く思っていたアンにとっては、不安なことでもあり、喜ぶべきことでもあり…そしてアンは、茜が書き残した小説を出版社に持ち込んだ。