あらすじ

子供を持たないことを決めた愛実と勇太の夫婦。パンデミックのさなかに愛犬・麦を失い、別れを惜しむ間に世界はその様相を変え、持病のある愛実は、空気が薄くなってしまったような息苦しさを抱えていた。夫婦は新たに子犬を迎える決意をするが、やってきた子犬は聴覚障害を抱えていて――。音のない世界で、目と目で話せる喜び。子犬のかわいらしさに沁み入る感動読み切り!
ハッピー!ハッピー♪ 1巻

無事にリタイアを迎えた盲導犬ハッピーの物語、第2章スタート!!病気で全盲となった19歳の桜子(さくらこ)は、夢のために盲導犬と歩こうと決意する。けれど、パートナーとなる盲導犬アポロは、桜子を主人とは認めようとしなくて……!?盲導犬をリタイアしたハッピーと香織(かおり)、そして新たに歩き出す桜子が織り成す、愛と感動の物語。

ハッピー!ハッピー♪ 2巻

病気で全盲となった19歳の桜子(さくらこ)は、盲導犬アポロと希望に向かって歩みはじめる。一方、盲導犬ハッピーのリタイア後、2頭目と歩けなくなっていた香織(かおり)。だが、桜子に勇気をもらい、再び盲導犬と歩く決意をする。しかし、盲導犬協会へ行った香織を待っていたのは、前の主人を亡くし、心に傷を持っている子だった。果たして、香織と盲導犬ティンクルに絆は生まれるのか――!?

ハッピー!ハッピー♪ 3巻

盲導犬のアポロと歩んでいる、全盲の19歳の桜子(さくらこ)。長い間別離していた父親に再会することとなり――!?一方、新たなパートナーの盲導犬ティンクルを迎え入れた香織(かおり)はリタイアしたハッピーの老後への想いを強めて……?さらに、新しい盲導犬との出会いに香織の息子たちの反応は!?新たな季節を迎える、愛とやさしさの盲導犬物語。

ハッピー!ハッピー♪(4)

2頭目の盲導犬・ティンクルと歩みだすことにした香織(かおり)。夫である昇(のぼる)や子供の明光(あきみつ)、光晴(こうせい)に囲まれ幸せな日々を過ごすも、いつも心にあるのは長い時間を過ごし、リタイアした初代の盲導犬・ハッピーのことで……?ついにハッピーとティンクルの初顔合わせ。ハッピーの様子が急変して、香織たちにも動揺がはしる――!?大人気、愛され続ける盲導犬物語!

ハッピー!ハッピー♪(5)

不慮の事故で全盲となった香織(かおり)は、盲導犬・ハッピーに支えられて結婚・出産・子育てと乗り切ってきた。しかし高齢となったハッピーは、引退を余儀なくされリタイアすることに。新たな盲導犬・ティンクルを迎えたものの、2頭の折り合いは上手くつかないようで……。一方、保育園の友だちの言葉をきっかけに、ハッピーの死を考えるようになった明光(あきみつ)は――!?心が震える愛と感動の盲導犬物語。

ハッピー!ハッピー♪(6)

2頭目の盲導犬・ティンクルと未来に向かって歩き出した香織(かおり)。夫や子供たちと幸せに過ごす日々、かわいい子供たちの成長は嬉しくもあり、親離れはさびしくもあり……。初代盲導犬・ハッピーも少しずつ、しかし確実に年を取っていって――!?ハッピーのハーネス姿、ついに見納め!?一緒に笑える、一緒に泣ける、それが幸せ!愛と感動の盲導犬物語。

ハッピー!ハッピー♪(7)

日々成長していく明光(あきみつ)と光晴(こうせい)。わが子を自分の目で見たことがない全盲の香織(かおり)は、複雑な気持ちを抱えていた。「今どんな顔で、どんな表情をしているの?」かなわぬ夢とわかっていても、願わずにはいられない。そんなとき支えてくれるのは、やはり家族の絆で――!?元気をくれる盲導犬物語。

ハッピー!ハッピー♪(8)

事故で全盲となり、盲導犬とともに出産、子育てを乗り切ってきた香織(かおり)。2頭目の盲導犬・ティンクルともすっかり息が合うように。信頼感から互いに芽生える安心感――しかしそれは両刃の剣だった。ある日、ティンクルは盲導犬としてやってはならないことをしてしまう。ティンクルに、香織はどう向き合うのか…!? 前に進む勇気をくれる大人気盲導犬ストーリー!

ハッピー!ハッピー♪(9)

「ふたりなら、どこにだって行ける」香織(かおり)も家族もそう信じていた。しかしそんなとき、盲導犬ユーザーが事故に巻きこまれたというニュースが飛びこんできて、長男の明光(あきみつ)は思いがけない行動に…!? 読めばゼッタイ笑顔になれる、日本一愛されている盲導犬物語!

ハッピー!ハッピー♪(10)

初代盲導犬・ハッピーが元気なうちに家族写真を撮ることになったものの、ハッピーが香織の2代目盲導犬・ティンクルを避けたため、撮影を諦めることに…。しかしそのとき、あるアクシデントが起きて…!? 読めば心に灯がともる、感動の盲導犬ストーリー!

ハッピー!ハッピー♪(11)

事故で失明し希望を見失っていた香織に、明るさを取り戻してくれた初代盲導犬・ハッピー。香織と“運命の犬”との再会が、ついに叶う――!!

ハッピー!ハッピー♪(12)

パートナーである盲導犬・ティンクルと堅い信頼で結ばれている香織。しかし、ある日ティンクルが家から姿を消してしまった…! ティンクルの初めての脱走に驚き、心から心配する香織。ティンクルが向かった先とはいったい…!? 優しい奇跡に涙する、感動の盲導犬ストーリー!

ハッピー!ハッピー♪(13)

パートナーである盲導犬・ティンクルと家族に囲まれ、幸せな日々を送る香織。次男の光晴が、保育園のお友達に「赤ちゃん」とからかわれてご機嫌ナナメに。「もうお母さんと手 つながない!」かんしゃくの理由には、全盲の母を気づかう優しいかんちがいがあって――。思いやりと支え合いに胸打たれる、感動の盲導犬ストーリー!

ハッピー!ハッピー♪(14)

パートナーである盲導犬・ティンクルと家族に囲まれ、幸せな日々を送る香織。葛藤を乗り越えて、待望の三人目を妊娠!ハッピーもとっても嬉しそう。でも次男の光晴は、「絶対に弟じゃなきゃイヤ!」の一点張り。長男の明光が聞いてみると、意外な光晴の気持ちが明らかになって――!? 家族のあたたかさと喜びがあふれだす、感動の盲導犬ストーリー!

ハッピー!ハッピー♪(15)

3人目の赤ちゃん、みちるが生まれ、幸せいっぱいの湊家。気になるのは、香織の両親に預けられている先代の盲導犬、ハッピーと、湊家で暮らすティンクルとの顔合わせ。はたして、先輩と後輩、うまくやれるのでしょうか……!? さらに、次男の光晴が「お兄ちゃん病」にかかったみたいで……!? 家族がいてくれてよかった。盲導犬と歩いてきてよかった。幸せと愛が最高潮に達する、感動の盲導犬ストーリーが完結!

ハッピー!ハッピー♪(16)特別編:フレンズ

波間信子先生自身の視点でつづる、「ハッピー!」のモデルとなった愛犬との思い出を描い特別読み切り! 中1の少女・信子は、家族が譲り受けてきた子犬を育てることに。ジョンと名づけた子犬は、まるで人の言葉がわかるようで、失恋に泣くときも、いつもそばにいてくれた。しかし、転勤族の波間家は、引っ越しが決まってしまい――。忘れ得ぬ親友・愛犬と過ごした日々が胸に響く感動読み切り。

ハッピー!ハッピー♪(17)特別編:おひさま

「ハッピー!」に登場する「ラン」という犬には、モデルがいた――・波間信子先生と愛犬・さくらの過ごした日々を綴った特別読み切り! 「ハッピー!」連載中に、波間母娘が飼い始めた雑種犬のさくら。愛情たっぷりに育てられたさくらをある日、悲しい事故が襲う。下半身は元通りにならない――。そう告げられたさくらを支える家族。1分1秒でも長く一緒にいたい。だから「ハッピー!」」を描き続けるよ。愛犬へのあたたかな想いが胸を打つ、感動読み切り。

ハッピー!ハッピー♪(18)特別編:グッドボーイ

「ハッピー!」の波間信子先生に愛犬の話を描いてほしい―― 子供を持たないことを決めたある夫婦と、愛犬との思い出を描いた特別読み切り! 愛実と勇太はともに35歳。子供を持たないことを決めた夫婦は、ゴールデンの愛犬・麦と幸せな日々を過ごしていた。気付けば麦は12歳。別れの日は確実に迫っていて――。愛犬との別れ、夫婦支え合う愛情が胸に迫る感動読み切り。

ハッピー!ハッピー♪(19)特別編:2人で生きる グッドガール

子供を持たないことを決めた愛実と勇太の夫婦。パンデミックのさなかに愛犬・麦を失い、別れを惜しむ間に世界はその様相を変え、持病のある愛実は、空気が薄くなってしまったような息苦しさを抱えていた。夫婦は新たに子犬を迎える決意をするが、やってきた子犬は聴覚障害を抱えていて――。音のない世界で、目と目で話せる喜び。子犬のかわいらしさに沁み入る感動読み切り!

ハッピー!ハッピー♪(20)特別編:2人で生きる アイコンタクト

子供を持たないことを決めた愛実と勇太の夫婦。パンデミックのさなかに愛犬・麦を失い、ペットロスを乗り越え、聴覚障害のある子犬・さくらを飼い始めることに。目や手、床を叩く振動で意思疎通する新生活がスタートするが、外に出づらい愛実の代わりに散歩をする勇太のおかげで、さくらはすっかりパパっ子になっていたが――。犬の生きるスピードと、人間の生きるスピード。1分1秒でも長く隣で歩きたい! 犬と暮らす喜びを伝える感動読み切り!

ハッピー!ハッピー♪(21)特別編:2人で生きる 鼓動のリズム

『ハッピー!』『ハッピー!ハッピー♪』シリーズの波間信子、最新読切! 盲導犬ストーリーの名手が描く、犬と人との絆。子供を持たないことを決めた愛実と勇太の夫婦は、聴覚障害のある子犬・さくらを飼い始めることに。アイコンタクトやハンドサイン、床を叩く振動でコミュニケーションをとりながら、2人の愛情をたっぷり受けて成長中のさくら。そろそろ避妊手術を受けなければならない時期を迎え、さくら溺愛パパの勇太は思うところがあるようで――。さくらのほかに、さくらはいない。我が子のような愛犬と、夫婦愛を描いた感動読み切り!