あらすじ時は千の年の昔、平安時代。未だ出会わぬ亨とチコだが、彼らの周りはいつも何故か賑やかです。二人が織り成す日常が、ゆっくりと一つの『物語』を描き始め…。風雅なる平安文化が彩る時代の中、伸びやかに暮らす二人のそれぞれの日々、覗いてみましょう!
平安時代を舞台にした、日常系の漫画です。 平安時代なのに日常とは‥と書いていて思いましたが、ほのぼのまったりしています。 当時からするとちょっと変わった性格の女の子が、お友達あてに出した手紙が、お友達宛に届いていなかったところからストーリーは始まります。 届いてないからと言って大騒ぎするでもなく、「なくなっちゃったのかね、仕方ないね」くらいのノリなのがびっくりです。 他人の手紙を勝手に読んだ男が、「勝手に読んじゃってごめんね」と返事を書くことにもびっくりです。 物語はこの女性側と男性側で分かれて進んでいきます。 Amazonのレビューでは、歴史好きな方々が服装がちゃんとしていると褒めていたり。 ちらと出てきたカードゲームを調べてみたら「偏継」という詳細は不明となってしまった、当時の漢字当て?ゲームだったり。 お姫様は走ったりするのははしたなく思われており、膝立ちで歩いていた話が載っていたり。 勉強になるし、おもしろいし、いやはや凄いなぁと思ってしまいました。 歴史ものは、歴史の転換点など激動さが漫画になりやすいですが、本作のようにほのぼの系もいいですね。