あらすじ理奈のバイオリン演奏がゴッド・アームとしての良心を取り戻す効果があることから、理奈を抹殺しようとするゲバルト博士たち。そして、ゲバルト博士は宇宙生命体・X天体と同盟し、ニューヨークの街を襲う。その現場に残ったX天体の死体を解剖した科学者は、死体が地球上には存在しない鉄やゴムに近い物質で、すなわち死体ではなく物体だと言うが…!?そして、東郷博士によって強化されたゴッド・アームに手を焼くゲバルト博士たちは、人間以外の生物を巨大化させる、恐ろしい兵器を使用する!!
昭和30年代の大ヒット漫画であった「8マン」。 この作品以降桑田次郎氏は特撮のコミカライズを描く以外では8マンに似たデザインのヒーローを数々世に送り出しています。 その1人が東郷日出人が変身する「ゴッド・アーム」です。 原作の梶原一騎氏ならではの父や婚約者との絆、情愛、そして作画の桑田次郎氏らしいSFテイストも随所に織り込まれ凝縮されたストーリー展開がされていきました。 この作品を最後に桑田氏は少年誌からの連載からは撤退、SF・ヒーローは描かなくなるだけに8マンやXマン、ビッグ・トーリィなど桑田ヒーローの大トリ、総決算とも言える作品でしょう。 劇中では過去のヒーロー・主人公を思わせる描写もあり、知っている方なら思わずニヤリと楽しめる作品です。