あらすじ決死の仙人探索行より帰還し、死に瀕していた仲間達を救った晴信(はるのぶ)。マテオ・リッチらと別れ、使節団は次の寄港地・マラッカに向けて出港する。熱帯の驟雨(スコール)の中、彼らを出迎えたのは、武器を持たずに鰐を屠る褐色の強者。男は叫ぶ。「よーこそ、戦の国へ!」――赤道直下、熱波すさまじい新天地は、強者ひしめく戦乱の大地だった――!16世紀の東南海に交錯する邂逅と別離、戦と平和――。熱き新章の第5巻!!
主人公・晴信は最強の忍・桃十郎とともに遣欧使節団に相乗りして世界のすべてを記録した「萬國大百科」の完成を目指します。目的地はローマ!!大航海時代のワクワク感と主人公ふたりの絆が魅力の大冒険マンガです。 晴信一行は旅のなかで度々訪れるピンチを萬國大百科に出てくる知識を活用して切り抜けるのですが、科学の活かし方も程よくファンタジーでバトルには忍術が絡んできたりと見応え抜群です。『Dr.STONE』とか好きな人は読んでみてほしいかも。 「すべてを見て、すべてを書き記す」と謳う晴信と、その姿勢に心動かされる冷徹なプロフェッショナル桃十郎のコンビもグッと来る。正反対に見えるふたりが力を合わせて戦うの、最高!旅の過程で仲間がどんどん増えていくのも楽しいです。 世界中にあふれる未知の脅威をふたりと一緒に追いかけていくのは素敵な体験でした。終盤が駆け足なのが残念でなりませんが、10巻分の冒険はスペクタクル十分です。ワクワクしたい時に是非!!