あらすじ「サッグ団」の大迷宮を数学の力で攻略した晴信(はるのぶ)。一方、その勝利に満足を得られない桃十郎(ももじゅうろう)。彼には、ずっと心に引っかかっている男がいた。「信長」そっくりの強者、その名はアクバル。主従の契約が切れる「一年」が近付く中、桃十郎は晴信の下を去った――。その後、インド統一を目指すアクバルの下で、目覚ましい戦功をあげていく桃十郎。主従二人の道は、分かたれてしまったのか――。大航海時代冒険活劇、ついに完結!!
主人公・晴信は最強の忍・桃十郎とともに遣欧使節団に相乗りして世界のすべてを記録した「萬國大百科」の完成を目指します。目的地はローマ!!大航海時代のワクワク感と主人公ふたりの絆が魅力の大冒険マンガです。 晴信一行は旅のなかで度々訪れるピンチを萬國大百科に出てくる知識を活用して切り抜けるのですが、科学の活かし方も程よくファンタジーでバトルには忍術が絡んできたりと見応え抜群です。『Dr.STONE』とか好きな人は読んでみてほしいかも。 「すべてを見て、すべてを書き記す」と謳う晴信と、その姿勢に心動かされる冷徹なプロフェッショナル桃十郎のコンビもグッと来る。正反対に見えるふたりが力を合わせて戦うの、最高!旅の過程で仲間がどんどん増えていくのも楽しいです。 世界中にあふれる未知の脅威をふたりと一緒に追いかけていくのは素敵な体験でした。終盤が駆け足なのが残念でなりませんが、10巻分の冒険はスペクタクル十分です。ワクワクしたい時に是非!!