あらすじホンサワディー対アユタヤの、国を懸けた3対3の「決闘」。初めて2人が離れて闘った晴(はる)・桃(もも)主従コンビだったが、見事勝利する。ナレスワン王も勝ち、「一人の死者も出さずに」戦は終わり、勝利に沸くアユタヤ。しかし、ナレスワンこそが東南海最強だと悟った桃十郎(ももじゅうろう)は、ある危険な行動に出る――!新天地へ向かう使節団、桃の過去を知る女刺客の追跡、そして「ラガッツィ」の謎――!物語はとどまる事を知らずスケールアップ!
主人公・晴信は最強の忍・桃十郎とともに遣欧使節団に相乗りして世界のすべてを記録した「萬國大百科」の完成を目指します。目的地はローマ!!大航海時代のワクワク感と主人公ふたりの絆が魅力の大冒険マンガです。 晴信一行は旅のなかで度々訪れるピンチを萬國大百科に出てくる知識を活用して切り抜けるのですが、科学の活かし方も程よくファンタジーでバトルには忍術が絡んできたりと見応え抜群です。『Dr.STONE』とか好きな人は読んでみてほしいかも。 「すべてを見て、すべてを書き記す」と謳う晴信と、その姿勢に心動かされる冷徹なプロフェッショナル桃十郎のコンビもグッと来る。正反対に見えるふたりが力を合わせて戦うの、最高!旅の過程で仲間がどんどん増えていくのも楽しいです。 世界中にあふれる未知の脅威をふたりと一緒に追いかけていくのは素敵な体験でした。終盤が駆け足なのが残念でなりませんが、10巻分の冒険はスペクタクル十分です。ワクワクしたい時に是非!!