あらすじ

ドグラと呼ばれる謎の生物に寄生された弥勒の許嫁・夜叉姫。それはかつて天上界での戦いで開発された、もっとも醜く恐ろしい兵器だった。弥勒は夜叉姫に対し、ドグラの進行を阻むため自らを氷漬けにすることを命じ、その間に治療方法を見つけることを宣言。九龍忍群らとともに服部半蔵を訪ねたのだった。ドグラの秘密を聞き出すために、霧隠才蔵の配下・サミダレをねじ伏せた九龍忍群。やがて驚愕の全容が明らかになる。
虚無戦史MIROKU(1)
元和元年の夏。大坂の陣に敗れた真田幸村の首を得た服部半蔵率いる徳川方の忍びの前に、不思議な術を使う霧隠才蔵ら真田十勇士の一味が立ちはだかった。時を同じくして、マグニチュード8の大地震が日本全土を襲ったそのころ、九龍城の城主・無幻大権は「竜」を飛ばしてならないと息子・弥勒に告げる。大地震と「竜」の関係とは!?そして真田幸村の驚くべき正体とは!?著者・石川賢入魂の『虚無戦記』シリーズの第一作にして傑作。
虚無戦史MIROKU(2)
真田十勇士・海野六郎は、自らが描いた絵を実体化させる能力を持っていた。戦いにより深いダメージを負わせることに成功した弥勒らは、六郎を追跡することで真田一族の居所を突き止める。そこに待っていたのは人間の姿を失い、魔人と化した真田幸村だった。真田十勇士・三好清海入道と九龍忍群・グズ虫の死闘を経て、幸村と対峙することなった弥勒。「竜」を動かすカギとなる“無限器”が勝負の明暗を分ける!!
虚無戦史MIROKU(3)
ドグラと呼ばれる謎の生物に寄生された弥勒の許嫁・夜叉姫。それはかつて天上界での戦いで開発された、もっとも醜く恐ろしい兵器だった。弥勒は夜叉姫に対し、ドグラの進行を阻むため自らを氷漬けにすることを命じ、その間に治療方法を見つけることを宣言。九龍忍群らとともに服部半蔵を訪ねたのだった。ドグラの秘密を聞き出すために、霧隠才蔵の配下・サミダレをねじ伏せた九龍忍群。やがて驚愕の全容が明らかになる。
虚無戦史MIROKU(4)
弥勒らの行く手を阻む霧隠才蔵の配下・六獣衆たち。苦闘をくぐり抜け、才蔵のもとを目ざす九龍忍群らもまた、仲間たちを一人また一人と失いつつあった。大量のドグラが生息する洞穴にたどり着いた弥勒一行がそこで目にしたのは、ドグラと一体化した霧隠才蔵の姿だった。ドグラによって真田幸村の影響力すら排除しようとする才蔵を止めんと現れた真田十勇士・猿飛佐助。敵味方乱れ、ドグラをめぐる攻防は激しさを増していく。
虚無戦史MIROKU(5)
霧隠才蔵との戦いのなかで「竜の艦(ふね)」のナビゲーターとしての記憶を覚醒させた弥勒。そのとてつもない力を恐れる徳川家康は服部半蔵に弥勒を捕らえることを命じる。半蔵の配下・百鬼衆に圧倒的な力を見せつけた弥勒の前に現れたのは、あの真田幸村だった。時を同じくして、月の横に現れたとてつもない規模のエネルギー体。そして物語は宇宙へ……。クライマックスにかけて怒涛の迫力で展開する完結巻!!
爆末伝

爆末伝

江戸時代末期、鳥羽・伏見の戦いで大敗を喫した幕府軍はこのときから逆賊となった。薩長を中心とする官軍は錦の御旗を立て、徳川幕府を壊滅するべく進軍を開始。関ヶ原の戦い以来、徳川家に仕えてきた小栗藩は、官軍に寝返った周囲の藩に囲まれ孤立していた。幕臣の勝海舟に相談したところ、勝の用心棒を名乗る馬並平九郎を紹介される。海洋塾で西洋学・兵学を修め、西洋兵器に明るい平九郎は、最新の近代兵器で武装し、官軍と渡り合うというのだが……。幕末を舞台にした石川賢の個性あふれるアクション巨編、堂々の開幕!!
邪鬼王 爆烈

邪鬼王 爆烈

荒廃した地上を舞台に鬼才・石川賢が描くバイオレンスアクション。名護屋の城を落とし、西の寺を次々に攻め落とす魔蝋軍の関東進攻がはじまった。関東を治める者は宇宙をも治めるという。西の正願寺、最後の砦・空蓮寺の空海坊爆烈は、肉眼では捉えらないほど速い動きが破壊力を生む拳法──爆烈拳を駆使し魔蝋軍に立ち向かう。
ブルーベリードール

ブルーベリードール

某大学に通う中畑建吉は、食うものも食わず、バイトしてようやく手に入れた大人のオモチャを寮に住む先輩に使い倒されてしまう。失意のなかにいる建吉の前に、奇妙なセールスマン・魔屋人幻が現れ、大人のおもちゃを勧める。とまどう建吉に、魔屋は持ってきていたトランクから、どんな男も満足させる機能を持った高性能アンドロイドを見せるのだが……。石川賢が美少女ヒロインに挑戦したラブコメディ、ここに開幕!!
ザ・ジョークマン

ザ・ジョークマン

ギャンブラー・丈苦万太郎(「冗句万太郎」と表記の回もあり)が、麻雀やパチンコなどの博打から釣りやビリヤードに到るまで、ありとあらゆる勝負を繰り広げるショート・ギャグ。
試し読み
戦国忍法秘録五右衛門

戦国忍法秘録五右衛門

天正九年(1581年)9月6日、天正伊賀の乱。織田信長の次男・信雄を総大将とした織田軍6万の大軍勢が伊賀を襲った。壬生野城を落とし、佐野具嶺(さなごみね)へと進軍、国中に火を放ち女・子供を容赦せず殲滅させた。9月10日、戦果の見物に訪れた信長を屍と化して待っていた五右衛門が単独で襲う。首を奪(と)ったかに見えたが……。「自分と名字が同じ『石川五右衛門』を描きたい」と「五右衛門 忍者説」に着想を得、情熱を傾けて執筆されていた石川賢の遺作を電子書籍化!!
羅生門

羅生門

夭折の天才作家・芥川龍之介と“闇”“魔”を視覚化する漫画家・石川賢の夢の邂逅。収録作品のうち『羅生門』『蜘蛛の糸』『トロッコ』は原作の世界観をより分かりやすく、本作を読んだ後に原作を読めばより作品世界への理解が深まるアプローチであるのに対し、『新羅生門』は『羅生門』を独自の解釈で大きく拡げ、自身の作品世界へと昇華させている。芥川の小説作品をベースに、イマジネーション溢れる石川ワールドは必見!!
魔空八犬伝

魔空八犬伝

時は戦国、永禄5年(1562年)。越後に上杉謙信、甲斐に武田信玄、小田原に北条氏康、尾張に織田信長と、日本の国土は網目のように分裂し、戦いの日々が続いていた。百姓の子として暮らしていた犬塚信乃は、侍になり天下取りを夢みていた。ある日、無数の死体が転がる戦場跡で犬山道節と出会う。道節は黄金城(里見城)を追っていた。『南総里見八犬伝』に着想を得、独自の作品世界を構築した『魔空八犬伝』がいよいよ登場。