あらすじおい、ゴン!ツバキ油をつけたわしは二枚目だろ?じゃあ未亡人のお志乃(しの)さんちへ散歩に行ってくらあ。今日はお志乃さんに結婚を申し込んじゃおうかな。おや?お志乃さんが泣いている。えっ、飼い猫が死んだ?じゃあさっそく二人で、ネコなべをつついて一杯……ごめんなさい。じゃあ家のネコ・イラ公を代わりに連れてくるんで結婚してください。ヤッタ~!わたくし、ゴンのおやじは明日結婚しま~す!
昭和中期生まれの私には懐かし過ぎて涙する作品です。「おそ松くん」や「天才バカボン」を赤塚不二夫氏のギャグ漫画部門の代表作とするのが一般的ですが、私はこの作品を一番に推したいと思います。懐古趣味的なアプローチでなく、若い方にもナンセンス漫画の極みであるこの作品で充分に味わって貰いたいと思うからです。因みに、この作品内のギャグのカオス度に匹敵出来るのは、谷岡ヤスジ氏のそれしかないと思っています。