あらすじぼくは天下の剣豪、シラノ・ド・ベラマッチャ。このみにくい鼻がなければイトコの美女・ベシサーヌ姫に恋を打ち明けるのに、それができなくてツライのベラマッチャ。そんな時、襲ってきた悪党をやっつけたぼくは、酒場で武勇伝を語っていたらニャロメにバカにされたのベラマッチャ。そして、なぜかニャロメと意気投合したぼくは、ニャロメがベシサーヌ姫に恋してるのを知るのベラマッチャ。ぼくらの恋はどうなるのベラマッチャ?
昭和中期生まれの私には懐かし過ぎて涙する作品です。「おそ松くん」や「天才バカボン」を赤塚不二夫氏のギャグ漫画部門の代表作とするのが一般的ですが、私はこの作品を一番に推したいと思います。懐古趣味的なアプローチでなく、若い方にもナンセンス漫画の極みであるこの作品で充分に味わって貰いたいと思うからです。因みに、この作品内のギャグのカオス度に匹敵出来るのは、谷岡ヤスジ氏のそれしかないと思っています。