前人未踏の秘境で、三平三平(みひら・さんぺい)、魚紳(ぎょしん)が幻の魚・キノシリマスに挑む!!そこには若き日の一平じいさんの熱い思いが隠されていた。果たして幻の魚の正体とは、なんなのか?そして、一平じいさんが残したものとは?
イワナ止めの滝の先にいる、幻の巨大魚に挑むために、三平三平(みひら・さんぺい)と魚紳(ぎょしん)は、イワナ釣りの名人・丈助(じょうすけ)と共に、深山へと踏み込んだ!!そこは天狗森の隠れ簑池(みのいけ)と呼ばれるブナの原生林だった。壮大なる源流行の果てに、三平が見たものは!?
三平三平(みひら・さんぺい)が好きな鮎のシーズンが、今年もやってきた!!「一平クラブ」主催の鮎釣り大会が一週間後にせまり、三平はユリッペに鮎釣りをトレーニングする。鮎の友釣りの極意は、“石を釣れ”!!はたしてユリッペは、鮎の友釣りをマスターすることができるのか?
人造湖・赤沢堤に、正治(まさはる)と一緒に野鯉釣りに行った三平三平(みひら・さんぺい)の竿に、謎の大物がヒットする。もう一歩のところで、その大物をバラしてしまった三平が目にしたのは、背中に光るノコギリ状のウロコ!目撃者の証言では、サメのような尾ひれがあり、とがった口にはヒゲが生えていると言う。想像を絶する怪魚との壮絶バトルが始まった!!
今度の冒険の舞台は、カムチャツカ半島! 魚紳(ぎょしん)さんとともにカムチャツカに渡った三平三平(みひら・さんぺい)は、見るものすべてが新鮮な外国の町に興味津々。その釣り場では、驚くほどの超大物が次々にヒット……!? ロシアの雄大な自然や、大物との迫力あるファイトなど、海外釣りの魅力満載!
谷地坊主(やちぼうず)と再会した三平三平(みひら・さんぺい)は、さらなる大物を釣り上げるために、ロシア・ビストラヤ川の急流を下るラフティングに挑戦する! 雄大な流れのビストラヤ川を舞台に、カムチャツカにしかいないという幻の魚を探す大冒険が始まる!!
幻の魚、ワッカイワナを探し求め、ビストラヤ川の源流を目指すことになった三平三平(みひら・さんぺい)たちは、山奥の村エッソに到着した。ワッカイワナの情報を集めるため、谷地坊主(やちぼうず)は村人への聞き込みに向かい、一方、三平はさっそく川へ向かい竿を振るう! 順調に大物を釣っていた三平の前に現れたのは、カムチャツカに住む釣りキチ少年ミーシャ!! 果たしてその腕前は……!?
ワッカイワナ、現地名コリチャティ・ガリエツ……。リング状の模様を持つ幻の魚は確かにいる! 三平三平(みひら・さんぺい)、魚紳(ぎょしん)、谷地坊主(やちぼうず)、そしてエベン人の少年・ミーシャの一行は、ヘリコプターでさえ近づけないカムチャツカのさらなる奥地、ビストラヤ川の源流、ワシリの滝へと進む!
次はワッカイワナの大物を、と意気込む三平三平(みひら・さんぺい)に、魚紳(ぎょしん)さんから新たな情報が? それは、谷地坊主(やちぼうず)が、なぜ、「カヒ」と呼ばれているか、という謎の答えだった! そして、物語は壮大な歴史ロマンへ!!
なぜ、谷地坊主のあだ名が、「カヒ」なのか!? ‥‥谷地坊主の祖先、高田屋嘉兵衛は、ロシアと鎖国政策の日本の対立に巻き込まれロシア海軍に捕らえられるが、自らカムチャツカの地へ赴く。そこで、よき理解者、リコルド少佐と出会い、日本最初の国際人と呼ばれる活躍を見せることになる。
足掛け7年の時を経て、三平史上最長の物語「カムチャツカ編」、完結。三平たちはついにワッカイワナの楽園、ワシリの滝へ! そこで三平たちを待ち受けていたものは!?
日照りで干上がった川床で三平が大発見をする「御座の石」。そして、亡くなった一平じいちゃん宛に届いた荷物が三平たちを能登へと導く「能登のタコすかし」。『釣りキチ三平』の最新中篇2編収録。
2010年、絶滅したとされていた「クニマス」の生存が確認されました。こんなこともあるのだな、とびっくりしましたね。レッドデータに載った魚類の再発見、ということもありますが、しかしそれよりも、発見の一連の流れがまるでこの作品をなぞったような出来事だったからです。第一巻の作中で、絶滅したクニマスのことを知った三平は田沢湖を訪れます。そこで絶滅に至った経緯や、作品の副題に付いているキノシリマスという別名の由来などを聞くうちにあることを思い出す、となっています。もちろん絶滅の経緯などはニュースで見たことと一緒。さらになぜ離れた場所に生存していたか、ということについても誰かが卵を放流した、で事実と一致しているのです。作品で放流したのは死んだ一平じいちゃんでした。遺言めいた内容なためドラマチックかつロマンに溢れた仕上がりになっています。しかし現実はロマンもへったくれもなくて、そんなクニマスを今のうちに釣ろうとする輩がいるとか。そんな人にはこの作品をよく読めと言いたいです。
2010年、絶滅したとされていた「クニマス」の生存が確認されました。こんなこともあるのだな、とびっくりしましたね。レッドデータに載った魚類の再発見、ということもありますが、しかしそれよりも、発見の一連の流れがまるでこの作品をなぞったような出来事だったからです。第一巻の作中で、絶滅したクニマスのことを知った三平は田沢湖を訪れます。そこで絶滅に至った経緯や、作品の副題に付いているキノシリマスという別名の由来などを聞くうちにあることを思い出す、となっています。もちろん絶滅の経緯などはニュースで見たことと一緒。さらになぜ離れた場所に生存していたか、ということについても誰かが卵を放流した、で事実と一致しているのです。作品で放流したのは死んだ一平じいちゃんでした。遺言めいた内容なためドラマチックかつロマンに溢れた仕上がりになっています。しかし現実はロマンもへったくれもなくて、そんなクニマスを今のうちに釣ろうとする輩がいるとか。そんな人にはこの作品をよく読めと言いたいです。