前人未踏の秘境で、三平三平(みひら・さんぺい)、魚紳(ぎょしん)が幻の魚・キノシリマスに挑む!!そこには若き日の一平じいさんの熱い思いが隠されていた。果たして幻の魚の正体とは、なんなのか?そして、一平じいさんが残したものとは?
前人未踏の秘境で、三平三平(みひら・さんぺい)、魚紳(ぎょしん)が幻の魚・キノシリマスに挑む!!そこには若き日の一平じいさんの熱い思いが隠されていた。果たして幻の魚の正体とは、なんなのか?そして、一平じいさんが残したものとは?
キング・オブ・グランダーの血を引く風間武蔵は釣り大好き少年。天賦の才を見せ始めた武蔵に鬼道グループの魔手が迫る。スーパーフィッシングまんがの決定版! 都会から田舎に引っ越してきた風間親子。元気いっぱいの息子、武蔵はやがて釣りに興味をもちはじめ、ミラクル・ジムに釣りの手ほどきを受け、みるみるうちに上達する。そこへ関西で名高い釣りの天才少年、岩淵湖次郎が現れた。彼の段々溜まりを小馬鹿にした態度に腹を立てた武蔵は初心者にもかかわらず、段々溜まりの超大物級ブラックバスである主をかけ、彼に勝負をいどんだ武蔵は全神経を集中し、主の居場所を探すが、湖次郎は早そうに小ぶりのブラックバスを釣りあげる。快調な湖次郎。しかし、ついに武蔵も主の居場所をつきとめたさあ、反撃開始だ、武蔵超おもしろスーパーリアルフィッシングまんがの決定版
浦島太郎の子孫で釣り好きのピン太郎は、彼の家に代々受け継がれる竜宮城から持ち帰った「箱」を受け継いだ。ピン太郎が箱を開けると、どんなルアーにも変身する不思議な生き物リュウグウノツカイオットー45世(リグー)が現れた! どんな魚も釣れる超一級お宝アイテムのリグーと共に、巨大バス、大ナマズと勝負する!!
ある日、大慌てでやって来た正治(まさはる)の手に握られていたのは、三平(さんぺい)宛の果たし状!?事情が飲み込めない三平に正治が説明するところによると、手紙の主は山伏姿の親子で、さらにはハリも糸もエサさえも使わずにたくさんの魚を釣ってみせたというのだ……!!到底信じ難いこの“念力釣り”の正体を見破るべく、三平は釣り勝負を受けて立つ――!!
2010年、絶滅したとされていた「クニマス」の生存が確認されました。こんなこともあるのだな、とびっくりしましたね。レッドデータに載った魚類の再発見、ということもありますが、しかしそれよりも、発見の一連の流れがまるでこの作品をなぞったような出来事だったからです。第一巻の作中で、絶滅したクニマスのことを知った三平は田沢湖を訪れます。そこで絶滅に至った経緯や、作品の副題に付いているキノシリマスという別名の由来などを聞くうちにあることを思い出す、となっています。もちろん絶滅の経緯などはニュースで見たことと一緒。さらになぜ離れた場所に生存していたか、ということについても誰かが卵を放流した、で事実と一致しているのです。作品で放流したのは死んだ一平じいちゃんでした。遺言めいた内容なためドラマチックかつロマンに溢れた仕上がりになっています。しかし現実はロマンもへったくれもなくて、そんなクニマスを今のうちに釣ろうとする輩がいるとか。そんな人にはこの作品をよく読めと言いたいです。