あらすじ

飛騨忍者の総帥・寒月斎はかつての半蔵の宿敵だった。幕府転覆を目論み巻物を公開しようとする寒月斎を阻止するため、半蔵は影丸の援軍として各地に出ていた伊賀地獄谷の忍者を招集する。はたして無事に巻物を取り返すことが出来るか?
伊賀の影丸 1巻
服部半蔵の下で働く最強の江戸幕府おん密・伊賀忍群。なかでも影丸は天才忍者としてその名をとどろかせていた。そんな時、薩摩藩の命を受けた影の一族が半蔵に挑戦状をたたきつけた。影丸をはじめとした7人の伊賀忍者VS影の一族!手に汗握る、横山光輝の大長編忍者コミックス!!
伊賀の影丸 2巻
半蔵の家に忍び込んだ賊が、巻物を盗み出した。服部家に代々伝わるその巻物は、公にされると徳川幕府を滅亡させる危険すらはらんでいる!強敵・飛騨忍者から巻物を取り返すため、半蔵は大阪にいる影丸を急遽呼び戻すが…?
伊賀の影丸 3巻
飛騨忍者の総帥・寒月斎はかつての半蔵の宿敵だった。幕府転覆を目論み巻物を公開しようとする寒月斎を阻止するため、半蔵は影丸の援軍として各地に出ていた伊賀地獄谷の忍者を招集する。はたして無事に巻物を取り返すことが出来るか?
伊賀の影丸 4巻
秋月藩に潜入していた韋駄天の藤次から連絡が途絶えて、一ヶ月。原因を調査するため影丸は秋月藩に忍び込んだ。鍵を握る辻斬り浪人集団と謎の覆面忍者・土蜘蛛党。それぞれの思惑とお家騒動が入り混じり、三つ巴の戦いが始まる!
伊賀の影丸 5巻
葉山の城下へ潜入することを命じられ、江戸を出て2日目、影丸は謎の忍の一団に襲われた。その後も次々と葉山行きを阻止するかのように襲ってくる刺客。ようやくたどりついた葉山の里はなんとご禁制のあへんに毒されていた!そして仲間の伝蔵まで…?
伊賀の影丸 6巻
秋月藩でほろぼされた仲間の仇を討つため、土蜘蛛党の生き残り五人衆が影丸に挑戦してきた!半蔵は影丸に護衛をつけるが、謎の術を使う敵の前に次々と仲間は殺されていく…。これ以上の犠牲を食い止めるため、影丸は一人土蜘蛛党との戦いに挑む!
伊賀の影丸 7巻
甲府から来た男が、「かくし金山」という言葉を残して死んだ。金山は幕府が直轄する決まりになっており、もしそんなものが本当に存在していたら一大事。「矢車の里の庄屋の屋敷」という言葉を手がかりに影丸はその場所を探すが、逆に捕らえられてしまう。
伊賀の影丸 8巻
火術の名手・月之助に救出された影丸。しかし月之助は影丸をかばい、敵に討たれてしまう…。仲間の死を乗り越えて、遂にかくし金山の秘密を握る庄屋の屋敷にたどりついた影丸は、豊臣家の再興を目論む敵の首領・円月斎と最後の戦いに!
伊賀の影丸 9巻
若葉城の若葉右近が将軍家に対して謀反を抱いているという噂を調査していた伊賀忍群。しかし送り込んだ隠密が次々と甲賀七人衆の手によって倒される。若葉城に潜入した影丸は甲賀の首領・邪鬼と熾烈な戦いを繰り広げるが…?
伊賀の影丸 10巻
影丸救援に向かう幕府隠密の一人がまたしても甲賀忍者半助の使う黒い水の中に刺された!そして影丸が倒したはずの邪鬼も不気味に生き返っている!!若葉城の秘密を探る影丸の身が危ない!
伊賀の影丸 11巻
謀反をたくらんだ由比正雪が処刑された。しかし、その首が偽者であると判明、影丸をはじめ6人の隠密に正雪を倒せとの命が下る。しかし、正雪の部下にも不思議な術を使う忍者たちがおり、影丸たちは3人の忍者を倒したものの、味方の忍者・むささびも倒れる…。
伊賀の影丸 12巻
影丸たちの活躍で正雪を追い詰めながらも敵忍者の反撃にあい、伊賀六忍もついに影丸と源心の二人だけになってしまった。そして影丸と別行動を取った源心の前に邪鬼が立ちはだかった。源心に火だるまにされた邪鬼だが、不敵な笑いを浮かべ…?
伊賀の影丸 13巻
影丸を狙う邪鬼は、正雪を追う影丸を執拗に邪魔する。はたして影丸は不死身の邪鬼を倒すことが出来るのか?そして深手を負った影丸は、打倒正雪の悲願は果たすことが出来るのか?ついに由比正雪編クライマックス!
伊賀の影丸 14巻
凶作が続いた山城の国の代官屋敷が、謎の忍者群に襲われた。そして、一群が去った後には、多くの農民の死体が転がり、まるで一揆が起こったかのように細工されていた。真相を探っていた半蔵は、忍者が持っていた手裏剣からこれが闇一族によるものだと突き止める。
伊賀の影丸 15巻
闇一族の目的を探るため、山城の国に派遣された影丸と村雨五兄弟。しかし、すでに待ち伏せていた闇一族のために味方の数馬が倒れ、あやしい武士を追った源太郎は捕われてしまった。闇一族の狙いは何か?そして影丸たちに勝利はあるのか?忍者大長編コミックス、完結!
世界名作漫画集

世界名作漫画集

横山光輝が、漫画家としてのキャリア初期、海外の名作を日本の少女向けに親しみやすい漫画で紹介した作品を『世界名作漫画集』として電子書籍化。各作品のエッセンスを取り入れながら、独自の作品世界を展開。後のエンターテイメントを追求していく漫画家としての端緒を楽しめる。1955年~1956年にかけて「少女クラブ」(講談社刊)に発表された『クリスマスカロル』『白鳥の湖』『沼のほとりの家』『あらしが丘』、1658年に「少女ブック」(集英社刊)に発表された『花きちがい』を所収。
千鳥の曲

千鳥の曲

時は幕末。大高源三郎は、黒船来航以来の徳川幕府の対応に、新たな時代を切り開くことを胸に秘めていた。藩内での些細な言い争いから、勢い余って仲間の同士を斬ってしまう。源三郎は妹の千鳥を連れて脱藩し、倒幕運動に身を委ねるのだが……。活劇のなかに兄と妹、それぞれの考え方や生き方を盛り込んだ群像劇。
由美と三太

由美と三太

花村由美と花村三太は、田舎で母と共に三人で仲良く暮らしていた。ある日、母が病気で他界してしまい、東京のおじさん・大倉豊三に引き取られ、大倉家で暮らしはじめる。はじめての都会暮らしにとまどいながら、二人は新しい日常を過ごすのだが……。『四まいの女王(クイン)』に次いで発表された横山光輝の初期少女まんが。
五郎の冒険

五郎の冒険

多くの学年誌にまたがって連載された『五郎の冒険』が現存する雑誌掲載時のカラーページ、扉ページを収録し完全版として電子書籍で登場!! 五郎のおじさん・多良良博士が発明したのは自航機(タイムマシン)。春休みを利用して、五郎はおじさんと自航機に乗り、時間と空間を超えた大冒険に出かける。
長征

長征

中国労農紅軍の極限状況下の戦略的大移動!毛沢東を中心とする紅軍十万人は、国民党 介石軍の猛攻を回避すべく、一万二千キロの長征を行い、最終的には大勝利を得た!20世紀の奇跡といわれた序章。
試し読み
鉄人28号 皇帝の紋章

鉄人28号 皇帝の紋章

少年時代、横山光輝氏の描いた『鉄人28号』に大きな影響を受けた長谷川裕一氏が、『鉄人28号』への愛情とオマージュをふんだんに盛り込み、漫画版ならではの緻密な設定、背景をもとに描かれた『鉄人28号 皇帝の紋章』がいよいよ登場!! 物語は金田探偵事務所を鉄人の活躍記事を手にした少女が訪れるところから始まる。巻末に「鋼鉄人間28号資料館」「『鉄人28号 皇帝の紋章』予告編」を収録。
刺客伝

刺客伝

武芸の名人、達人に出会うとその教えを受け、自分の技を磨いていた武人・荊軻が、始皇帝の命を狙うことになった経緯を巧みな筆致と流れるような物語展開で描いた『刺客伝』。後の『史記』『史記列伝』に連なる横山光輝の後期名編。作品発表時のカラーページを復刻。
少年ロケット部隊

少年ロケット部隊

雑誌掲載時のカラーページ、扉ページを完全再現し、長らく未単行本だった幻の少年まんが『少年ロケット部隊』を初電子書籍化!! 草間完治は、少年ロケット学校を卒業し、黒い稲妻・黒部が配属されているロケット基地に着任した。曲がったことが嫌いな草間は、着任早々、上級生とトラブルを起こすが、黒部に諫められる。少年たちは腕試しを兼ねて黒部とともにロケット機に搭乗し、宇宙へと飛び立つのだが……。
横山光輝 未収録短編集

横山光輝 未収録短編集

1961年~1963年にかけて「月刊明星」「別冊週刊明星」など週刊誌に発表された短編集。妻に対する不満を計画殺人で晴らそうとする中年男性の悲哀を描いた「わたしを深く埋めないで」、殺人を依頼にきた男性の悩みを聞く飄々とした男が胸の内で思うことは……「当社は安全確実」など8作品を収録。
仮面の冒険児

仮面の冒険児

【本書籍は期間限定発売商品です】町の領主・フック伯爵の子息・ピーターが、瓜二つの顔のギャングに襲われた。ギャングと間違えて警官に捕らえられたピーターは、20年の刑期で投獄されることに。ギャングはピーターになりすまし、やがて領主の地位に着くと傍若無人の振る舞いに出るが…。本作『仮面の冒険児』(原作:手塚治虫 絵:横山光輝)の初出は1956年「少年クラブ」増刊号。同タイトルの手塚治虫オリジナル作品は1948年に単行本(東光堂)で発表。※本文データは『黄金都市』(発行:小学館クリエイティブ)を底本に使用しています。
伊賀の影丸
子供の頃に読みたかった!!
伊賀の影丸 横山光輝
酒チャビン
酒チャビン
忍者!おん密!!特殊技能!江戸時代!!城!将軍家!!半蔵!!旧国名!!忍び文字(暗号)!わたしの子供の頃の好きな要素がいっぱいすぎて、多分小学生の頃に読んでいたら、わくわく夢中でどハマりしていたと思います。 しかもさすが横山先生だけあって無駄のないシンプルな作風で読みやすさも抜群。全15巻の超大作ですが、不思議と読み疲れなどはありません。 三重マンガランキング2位もうなずけます。 当時はかなり画期的な作品だったようなのですが、この作品が凄すぎてフォロワーが多く生まれ、多くの作品からベンチマークの扱いを受けたことによって、今見ると少し普通というか、王道すぎてもう一捻り欲しい気がしてしまいます。なので、名作であることは重々承知しつつも、今の子供たちにあえてこれを薦めるかというと、少し微妙な気もします。 あと、私の大好きな男塾に通じる要素も結構出てきて、それも見応えがありました。宮下先生に影響を与えてるのかもしれません。男塾は関係ないですが、途中、影丸の一人称が「影丸」になったのも面白かったです。 ちなみに個人的な一番のお気に入りシーンは、敵を攻撃する用に手懐けているふくろうが、敵が繰り出したネズミを捕まえるのに夢中になってしまって敵を攻撃しなくなる場面です。ふくろうの顔も可愛く描かれており、忍者という暗い宿命を負った者が主人公の作品世界で、ほんわりとした気分にさせてくれます。 あとはおまけコンテンツとして「ムササビ」という作品が収録されてます(影丸の話ではないです)。これは、天正伊賀の乱で信長に滅亡に追い込まれた忍者の生き残りが、本能寺の変の裏側で糸を引いていたという魅惑の歴史ifストーリーで、こちらも戦国時代ファンには見逃せない出来でした。