あらすじ

K(カズヤ)から高品(たかしな)への「頼み事」とは……!?「この患者をお前にやってもらいたい。」ひさしぶりに高品の診療所を訪れたK(カズヤ)は、1人のガン患者のカルテを手渡しながら言った。なぜKは自分でやろうとせずに、高品にまかせようとするのか?自分ではやりたくてもできないという、その患者とは一体……!?【原案協力】中原とほる
スーパードクターK 1巻

かつてこの日本に、不世出の天才と呼ばれた青年医師がいた。日本医学界で最高権威の帝都大医学部首席卒業、若くして国際レベルの活躍、執刀技術特Aランク――。しかし、彼はある日忽然(こつぜん)と表の医学界から姿を消してしまう……。神技のメス、天才的頭脳、野獣の肉体。それらを全てあわせ持った伝説の医師、その名は“ドクターK”!!どんな困難な手術も可能にしてしまう彼の腕を、邪悪な意志を持った連中がつけ狙う!Kよ、正義のメスで悪を切り裂け!!

スーパードクターK 2巻

K、宿命の炎がお前を呼んでいる!K(カズヤ)が依頼された恐るべき仕事、それは無敵兵士の製造だった!医師として、人間として拒絶するKだったが、謎の男T(テツ)によって無敵兵士は誕生してしまった。改造され、人の心を失(な)くしてゆく兵士たち……。邪道の医学を許すなK!正義の医学を見せてやれ!!

スーパードクターK 3巻

病魔を憎む孤高の戦士、それがK(カズヤ)だ!!神の腕を持つ医師、K!病に苦しむ人々のために闘い続ける彼にも、父の医師としての姿勢に反発し、自らの将来に疑問を持った時代(とき)があった。だが、8年前の恐るべき事件が、彼をいやおうなしに、宿命の渦に巻き込んでいった――。今、Kの過去が明らかになる!?

スーパードクターK(4)

絶体絶命、卑劣な罠(わな)がK(カズヤ)を狙う!!かつて、Kに陰謀をあばかれ没落していた城南大が、再び暗躍を開始した。新学長、大河内隼人(おおこうち・はやと)は、その手始めに邪魔者Kの社会的抹殺を企てる……。巧妙に仕組まれた策略に追いつめられるK。はたして、この窮地を脱し罠を打ち破ることができるのか!?

スーパードクターK(5)

孤高の天才医師・スーパードクターK!彼の両親もまた、優れた医師であった。父・一堡(かずおき)は、優秀な外科医の一族の末裔(まつえい)。母・杏子は、内科医の名門の生まれであった。宿命の絆(きずな)で結ばれた父と母、そして二人の間に生まれた一人息子のKAZUYA(カズヤ)。彼ら一家は、幸せに満ちあふれた日々をおくっていた。しかし、彼ら家族を引き裂く悲劇がおこってしまう。Kの悲しき過去が今明らかになる……。

スーパードクターK(6)

その力の続くかぎり、命を救えK(カズヤ)!!国際的プリマドンナ治療のため、ソ連(現ロシア)に向かったK。しかし、現代医療最先端の技術でも、手術不可能な病の前には、なすすべもなかった……。さすがのKも完全敗北するのか!?だが、ひとつのアイディアがKの頭にひらめいた。その、史上空前の手術計画(オペレーション・プロジェクト)とは!?

スーパードクターK(7)

罪の無い人々から臓器を奪い、売りさばく非道な悪党――闇の臓器密売組織。その存在を知ったK(カズヤ)は怒りに燃える!組織をたたきつぶそうと、アジトに乗り込んだKだったが、逆に組織の仕掛けた罠(わな)にはまってしまう!!Kの行動は敵に読まれていたのか!?Kの危機を察した女医・七瀬(ななせ)と反町(そりまち)が助けに向かう!はたしてKはこの危機を乗り越えることができるのか!!

スーパードクターK(8)

手術(オペ)室炎上!K(カズヤ)、脱出不可能!?Kたちは、闇の臓器密売組織の手からの、クナナンの腎臓の奪回に成功した!だが、追いつめられた組織は、証人であるKを抹殺すべく、腎臓移植手術中に卑劣な罠(わな)をしかけてきた……。一瞬にして火の海と化す手術(オペ)室!!閉じ込められたKたちに、逃げ道はあるのか!?

スーパードクターK(9)

死の包囲網、恐怖の罠(トラップ)がK(カズヤ)に迫る!!城南大グループの刺客、橋爪が、再びK抹殺の罠をしかけてきた!復讐に燃える橋爪は、高品が勤める寺沢医院にKをおびきよせる。そして、密室と化した手術室の中で、ついに復讐のメスが……!!不死身の男Kも、もう逃れるすべはないのか!?

スーパードクターK(10)

孤高の医師K(カズヤ)、その一族の秘密とは!?医師として、人々の命を救い続けるK。彼の先祖・一範(かずのり)もまた、天才的医師だった。だが彼は、その医療技術を我が物にしようとする権力者に追われ、逃亡者となっていた……。そして、傷ついた一範が出会ったのは!?今、K一族の先祖の秘密が明らかになる!!

スーパードクターK(11)

K(カズヤ)は、その奇跡の腕をかわれ、三田財閥の会長の主治医についた。しかし、財閥の乗っ取りを企む者たちにとっては非常に邪魔な存在。「兄さえ死ねば」と考える会長の弟によって、恐るべき刺客がKに放たれる。刺客“真田武志(さなだ・たけし)”は特殊な手段によって、Kの命を狙う。普段から命を狙われることが多いKだが、真田の罠(わな)にはまり原因不明の病気にかかってしまう!!Kは、はたして真田武志の罠を打破できるのか!?

スーパードクターK(12)

恐怖再び!復讐鬼、真田武志(さなだ・たけし)がK(カズヤ)を狙う!!医学を悪用し、邪(よこしま)な野望を抱く真田は、Kへの復讐の第一歩として、彼の周囲の人々を標的(ターゲット)にした。先輩・大垣夫妻、恩師・柳川に次々と忍び寄る魔の手!はたしてKは、仲間の危機を救えるのか!?

スーパードクターK(13)

Kよ、正義のメスで巨悪を断て!!復讐に燃える真田武志(さなだ・たけし)の陰謀によって、K(カズヤ)の周囲の人間たちが陥れられていく。監察医・岩動(いしるが)は、真田の犯罪を立証しようとするが、その矢先にひき逃げにあってしまう!!仲間が傷ついていくのを見て、自分の責任だと感じるK。真田への怒りは、Kにある決意をさせる。「オレは……今から医師であることを忘れる」。数多くの人を救ってきた“神の手”は、悪を裁くために汚れてしまうのか!?

スーパードクターK(14)

手術不可能!?K(カズヤ)よ、幼き王を救え!!Kの恩師・柳川が、ヨーロッパの小国・バグランの国際医学賞を受賞した。授賞式に向かった柳川は、病弱なバグラン国王を手術することになった。しかし、その裏には恐るべき陰謀が!!バグランの不穏な情勢を察知したK(カズヤ)は、急遽(きゅうきょ)、柳川救出に飛んだ。Kは柳川を、そして国王を救えるのか!?

スーパードクターK(15)

K(カズヤ)の帝都大時代の友人・磨毛保則(まもう・やすのり)。理数の天才と呼ばれた彼は、医学部の中でも異端の存在であった。ある日、磨毛は奇妙な手紙を残し研究棟に閉じこもってしまう。肝臓ガンが体のあちこちに転移してしまった彼は、「現代の医学の水準を超える研究」を実証するために自分の体を実験台にしようとしていたのだ!いつもなら人の命を優先させるはずのKも、磨毛の研究を信じて見守ることにした。磨毛の開発した完全自動化医療器械は、磨毛を救うのか!?

スーパードクターK(16)

悪魔の白い粉を殲滅(せんめつ)せよ、K(カズヤ)!!旧友・朝倉を訪ねたKは、クエイド財団の麻薬一掃計画(プロジェクト)に協力することになった。──南米の麻薬工場を目指す突撃部隊に、軍医として同行したKだったが、そのメンバーに宿敵ドクターT(テツ)が!!思わぬ人物との再会に驚愕(きょうがく)するK……。Tの狙いは、いったい何なのか!?

スーパードクターK(17)

“奇跡の左手”フェルデナンド・レーゲンス現る!!“悪魔”とも呼ばれるそのメスさばきは、あのカイザー教授をも凌(しの)ぐ、恐るべき手腕である。その天才外科医が、ある目的のために来日した。その目的とは、世界中に名を馳せるもう一人の奇跡の天才外科医・ドクターK(カズヤ)に勝負を挑むことであった。レーゲンスの周到な罠によって、勝負を余儀なくされるK。日独天才外科医の対決の行方は!?

スーパードクターK(18)

ガン患者異常発生の謎に迫るK(カズヤ)!与党2大派閥、安永派と木村派の争いは、やがて一大政治スキャンダルへと発展!その陰で暗躍する悪徳医師・真田武志(さなだ・たけし)!医学を悪用し、目的のためには手段を選ばぬ真田に、Kの医師としての怒りが爆発!!ガン患者異常発生の黒い疑惑に、敢然と立ち向かう!!

スーパードクターK(19)

親友の監察医・岩動(いしるが)からの頼みで、10億円もの遺産相続がからんだ、怪事件の真相を究明することになったドクターK(カズヤ)。遺産を相続したいがために、秋元荘司(あきもと・そうじ)は、事件の真相を覆い隠そうとしていた。推理作家志望だけあって、巧妙なしかけで監察医の目をごまかそうとする秋元。秋元のしかけたトリックを、Kたちはどのようにして見破るのか!?

スーパードクターK(20)

世界平和の危機を救えるかK(カズヤ)!?大量殺戮兵器の開発で世界制覇を目論む大西洋の小国、ニューセルゲイ共和国──陰には、宿敵・真田武志(さなだ・たけし)の陰謀が潜んでいた!その武志の命を狙うTETSUの出現で、世界的な野望の渦に巻き込まれるK。そして、武志とTETSUの間の驚くべき真実とは!?

スーパードクターK(21)

警察との連携で、凶悪犯罪に挑むK(カズヤ)!人質6人をとったバスジャック事件が発生した!犯人の要求は、現金150万ドルと、警視庁の鬼刑事・黒松(くろまつ)の身柄!?人質の解放を条件に、進んで凶悪犯の元にとびこんだ黒松を救おうと立ち上がったK!緊迫した状況の中で、事件解決のための秘策があるのか!?

スーパードクターK(22)

K(カズヤ)の協力者・高品(たかしな)と、先輩医師・大垣(おおがき)がヤクザによるリンチを受け、関東馬骨連合組長から、Kにお礼参りの呼び出しがかかった――。ヤクザをだまし、3000万円を奪い取った、Kにそっくりのニセ者は一体何者なのか?ヤクザから、喉頭ガンの難手術を任されたニセKに、本物のKが出した指示とは?

スーパードクターK(23)

「K(カズヤ)の悪魔祓い的手術(エクソシズムオペレーション)とは!?」“国乱れ、かつてない試練をむかえし時、東の国より、救世主現る――!!”クエイド財団の中東支部設立のため、現地視察に同行したK。“伝説の救世主”と勘違いされたKに託されたのは、女王の病気治癒!!戒律のため、メスも使えず、衣服も脱がせず、衆人環視の中の治療。そんな状況の中、Kは女王の病気を治すことが出来るのか――!?

スーパードクターK(24)

病魔に立ち向かう闘志を持て!!K(カズヤ)の天才的な知識、技術(テクニック)をもってしても救い難い症例がある──。人生に疲れ、病魔と闘う気力さえも失ったワキ役専門俳優・菅原明(すがわら・あきら)に対し、Kが試みる独創的な手術とは?患者の病んだ心と体を救うことができるか!?医療最前線で奇跡の腕をふるうドクターK!!

スーパードクターK(25)

その男は、ごく初期のガンのはずだった……!!高品(たかしな)医師が、手術室長兼外科副部長に就任!その高品の腕を信頼し、1人のガン患者が、執刀を指名してきた。高品は、患者の期待に応えるべく、会心の手術を決行。しかし術後順調かにみえた患者は、原因不明の症状に苦しみだし、ついには呼吸困難に――!!悩み抜く高品にK(カズヤ)は、患者の痰の検査を指示、そして得た結論は、院内感染だった!!

スーパードクターK(26)

反政府ゲリラのリーダーに接近せよ!!独裁者の恐怖政治が続く中、自由と自立を求め、ゲリラたちが立ち上がった!内戦が続く南米のバラモ共和国。政府軍と反政府軍の闘いは、泥沼化の様相を呈していた。そんな中、バラモの大統領は、ゲリラ軍を一掃するべく、リーダーの男に賞金をかけ、ゲリラ狩りを行うことに!!K(カズヤ)は、ゲリラ軍の賞金首であるリーダーに会うため、危険な戦場に飛ぶが……!?

スーパードクターK(27)

K(カズヤ)vs.香港マフィア、息づまる対決!!子供を思う母親の依頼を受けて、香港を訪れたKを出迎えたのは、巨大な香港マフィア組織だった!患者の祖父、黄延徳(おうえんとく)は日本人を目の敵にする香港マフィアの大総帥。彼は腹心の部下、張飛雲(ちょうひうん)にKの殺人命令を下した。みずからの命をかけて患者を救おうとするKに、張の必殺の刃がふりおろされた!傷を負い、瀕死のKは、依頼人の子供にどうやって近付くのか?そして、無事に治療できるのか?

スーパードクターK(28)

「言葉(セリフ)のない女優」を救えるか、K(カズヤ)!?新進の舞台女優・九条沙樹(くじょう・さき)は、舞台からの転落のショックにより言葉を失ってしまった。悲しみと絶望の淵にしずむ九条。そんな「言葉(セリフ)を忘れた女優」にKが課した、言葉をとり戻すためのあまりにも厳しいリハビリとは何か!?愛とロマンの医学ドラマ!!

スーパードクターK(29)

人の尊厳を無視した“心臓移植計画”!!200年絶えることなく引き継がれてきた、日本舞踊の東山流の家元は、重度の心室瘤に蝕まれていた!!伝統ある東山流存続の危機、人間国宝の栄誉と誇りに懸けて、家元は、驚愕の“心臓移植計画”を企てる。そして、K(カズヤ)を呼び寄せると、心臓移植手術を依頼した。その計画とは、自分の子供の心臓を移植するという非道の手術!!Kの怒りのメスが光る――!!【原案協力】中原とほる

スーパードクターK(30)

謎の看護婦・黒須(くろす)とK(カズヤ)の関係は!?女医・七瀬(ななせ)のいる病院に勤める看護婦、黒須は患者の死期をいいあてる不思議な能力(ちから)を持っていた。しかもKのことを何やら知っているらしく、意識してKを避けようとする。はたしてKと黒須の間には何があったのか?Kの隠された過去がまたひとつ見えはじめる……!!【原案協力】中原とほる

スーパードクターK

スーパードクターKの感想 #推しを3行で推す

スーパードクターK 真船一雄
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに全巻読み返したが無茶苦茶面白い。今回読み返したきっかけはK2を読んだのもありますが、オードリーの春日が『スーパードクターK』を読んでいたおかげで、過呼吸になった若林を救ったという話を見かけたのもある。ちなみにこの過呼吸の対応方法は現在では推奨されていないとK2で書かれていた。 Kが神技のメスを駆使する医者の頂点にいるなという感想は変わらないが暴力でも頂点に近いところにいるのではないかと思った。銃を持っている相手と戦って勝つなどは当たり前でマントに仕込んであるロープでサメを倒していたりもしていた。Kと暴力で勝負して勝てそうなのは一昭のところにいたロシア人ぐらいか?Doctor Kでもなんかあった気がするが忘れてしまった。 ・特に好きなところは? Kの話もいいのですが、高品龍一が一流の医者になっていくところがいい。 特に好きな高品のエピソードはいろんな医学書を読破し知識だけなら普通の医者以上と言われている医学マニアの死に神博士こと丸井伝五郎が登場する回。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 最初の方はハードな感じですが医療の問題や人情話やギャグっぽい話、校医になったりと色々と幅広い内容で大体一話完結なので読みやすい。 監修の中原とほるが描いた医者マンガの「ドクトル・ノンベ」もオススメです