あらすじ

群雄割拠の戦乱の世に、“東国一”と呼ばれる一人の将がいた。名を「本多忠勝」。名槍・蜻蛉切を操り、生涯無傷と伝うこの兵に身一つで闘いを挑まんとする者が、戦場に姿を現す! その修羅の名は、“陸奥”狛彦と云う‥‥‥。これは「織田信長編」に続く、双子の修羅の物語!!
修羅の刻 1巻

各時代に生きた“陸奥”を描く「修羅の刻」シリーズ始動!――関ヶ原の合戦から十年余。この時代にも、修羅の業(わざ)をつかう男がいた。その名は――陸奥八雲(むつ・やくも)!宮本武蔵(みやもと・むさし)が吼え、剣が唸り、血しぶきが舞い、稲妻が走る!陸奥圓明流(むつえんめいりゅう)外伝、時代劇となって、見参!

修羅の刻 2巻

時は幕末、2人の男が出会った。1人の男の名を坂本龍馬(さかもと・りょうま)。そして、もう1人の男の名を陸奥出海(むつ・いずみ)という。日本の国が最も熱く揺れ動いた時代の中で、龍馬と出海は、何を思い、どう生きたのか?各時代に生きた“陸奥”を描く大好評の「修羅の刻(とき)」シリーズ!!

修羅の刻 3巻

陸奥出海(むつ・いずみ)の友、坂本龍馬(さかもと・りょうま)の死より数か月。さらなる激動の時代をむかえた日本。新撰組(しんせんぐみ)隊員、沖田総司(おきた・そうし)、土方歳三(ひじかた・としぞう)も、その真っ只中にいた……。沖田総司、土方歳三と陸奥出海の生と死を賭けた“激闘”そして“友情”……。鮮烈時代巨編・修羅の刻(とき)シリーズ!!

修羅の刻(4)

時は、1876年。彼の地・アメリカでは大陸横断鉄道が完成し、先住民は更に土地を奪われ、居留地に押し込められていた……。そのアメリカに“陸奥(むつ)”の名を捨て、1人渡った男がいた。男の名は、雷(あずま)。しかし、彼は先住民たちに“弱虫”と呼ばれていて……?修羅の刻(とき)・アメリカ西部編堂々登場!!

修羅の刻(5)

時は寛永(かんえい)11年。徳川幕府は、3代目将軍家光(いえみつ)の下(もと)、天下支配の力を強めていた。その家光の首を狙う女子(おなご)あり……。その女子は、陸奥圓(むつ・つぶら)と名乗った……。柳生十兵衛(やぎゅう・じゅうべえ)、宮本伊織(みやもと・いおり)ら、最強の剣豪達が集結した“寛永御前試合”を舞台に描く、刻(とき)シリーズ最高の超大作、遂に登場!!

修羅の刻(6)

寛永御前試合、遂に開始。将軍家光(いえみつ)の首を狙う真田幸村(さなだ・ゆきむら)が九女、圓(つぶら)の運命は!?そして、その圓の前に立ちはだかる柳生十兵衛(やぎゅう・じゅうべえ)、宮本伊織(みやもと・いおり)ら、諸剣豪の中で勝ち上がる者とは!?謎の男、天斗(たかと)の正体とは!?波乱が波乱を呼ぶ、刻(とき)シリーズ最高の超大作、寛永御前試合編完結!!

修羅の刻(7)

「平家に非(あら)ずんば人に非(あら)ず」。平家が絶対的な権力を持っていた世、1人の丈夫(ますらお)が京に入る。彼が名は童名を牛若(うしわか)、元服してよりの名を源義経(みなもとの・よしつね)という……。義経が京で出逢いしは、2人の男、武蔵坊弁慶(むさしぼう・べんけい)と陸奥鬼一(むつ・きいち)……。「修羅の刻」シリーズ最長にして最高作、遂に登場!!

修羅の刻(8)

源義経(みなもとの・よしつね)は、兄頼朝(よりとも)が挙兵したのを機に奥州藤原秀衡(ふじわら・ひでひら)の下を出る。彼に供するは弁慶(べんけい)、伊勢三郎(いせ・さぶろう)、佐藤嗣信(さとう・つぐのぶ)・忠信(ただのぶ)兄弟の4人。頼朝と会見する義経。しかし、平家追討をはたすため世に出ることは、義経にとって悲劇の始まりをも意味していた……。入魂の「源義経編」、第2弾登場!!

修羅の刻(9)

難攻不落の平氏陣にわずかばかりの兵を従えて立ち向かう源義経(みなもとの・よしつね)――兵は2万、軍船は数百、知将・知盛(とももり)と勇将・教経(のりつね)が率いる難攻不落の平氏陣。対する義経の兵は、わずか2000。が、陸奥鬼一(むつ・きいち)の策を得た義経は、軍監・梶原景時(かじわら・かげとき)の反対をよそに京を出る……。丈夫(ますらお)義経は平家追討の奇跡を起こせるのか?白熱の『源義経編』第3弾!!

修羅の刻(10)

熊野(くまの)水軍の加勢を得た義経(よしつね)は、平家と最後の決戦をすべく、壇ノ浦(だんのうら)へと船を進める。そして陸奥鬼一(むつ・きいち)は、勇将・教経(のりつね)と相見える。1185年3月24日、義経の悲願が、ここにはたされようとしていた……。およそ900ページからなるシリーズ最長・最高作『源義経編』、遂に完結!!

修羅の刻(11)

修羅の刻“織田信長(おだ・のぶなが)編”始動!!――時は戦国、下克上の世にして父の跡を継いだ一人の男。“尾張の大うつけ”と呼ばれ軽んじられながら、密かに天下取りを狙う、その梟雄(きょうゆう)の名は織田信長!そしてその野望は、一人の鬼神・陸奥辰巳(むつ・たつみ)に出会ったとき大きく動き出した……!!

修羅の刻(12)

陸奥辰巳(むつ・たつみ)の合力を受け、桶狭間(おけはざま)の戦いに勝利した織田信長(おだ・のぶなが)。天下取りへ疾走する、その行く手に立ちふさがったのは、味方であるはずの浅井長政(あざい・ながまさ)であった。長政の思わぬ離反によって窮地に陥った信長。だが、その危機に鬼神の子・虎彦(とらひこ)と狛彦(こまひこ)が再び、その姿を現す……!

修羅の刻(13)

「オレは名を継ぎに行く」狛彦(こまひこ)が放った言葉の意味は!?――武田信玄(たけだ・しんげん)が倒れ、雑賀孫一(さいか・まごいち)が戦場から姿を消した。最大の窮地を脱した織田信長(おだ・のぶなが)は再び疾走を始める。伊勢長島の一向門徒、武田勝頼(たけだ・かつより)を破り、遂に本願寺に攻め寄せた信長の前に、3年の沈黙を破り雑賀孫一が姿を現す……。更に磨かれた孫一の業を、狛彦は破ることができるのか!?“信長編”感動と衝撃の完結巻!

修羅の刻(14)

柔道史上最強の男、西郷四郎(さいごう・しろう)を描く!柔の道往く麒麟児(きりんじ)が出逢いしは“修羅”――。時は明治、刀を棄て、仕合う事を忘れた世にも、強さを求める麒麟児がいた。幻の大業「山嵐(やまあらし)」の遣い手として後世に記憶される少年の名は、西郷四郎。そして伍する者無き強さを見せる四郎の前に現れた一人の鬼、名を陸奥天兵(むつ・てんぺい)と云う……。

修羅の刻(15)

時は江戸。信州で催された御前相撲で1人の若者が繰り出した戦慄の張り手。その才を認められ浦風(うらかぜ)部屋に入門した若者は、四股名を得て土俵に上がる。名を雷電為右衛門(らいでん・ためえもん)。後の世に「無類力士」と称された男の、快進撃の始まりである。だが、その姿を見つめる「鬼」が……。

修羅の刻(16)

刻は昭和……用心棒に雇われた不破現(ふわ・うつつ)は、一人の男と出逢う。男の名はケンシン・マエダ。その奇縁はやがて大きな流れとなり、陸奥九十九(むつ・つくも)へと至る――。十年ぶりの新章『昭和編』開幕。『修羅の門』へと繋がるキーエピソード登場!!

修羅の刻(17)

刻は昭和。不思議な運命によって巡りあった三人の若者。業はあれど、心に「修羅」を持たぬ現(うつつ)。「修羅」なれど、心臓に欠陥を抱える静流(しずる)。そして「修羅」と戦う事を求める、ケンシン・マエダ。陸奥の里で、束の間の幸せな時間を過ごす彼らの元に、一人の男が戻ってくる。再び激しく動き出す物語、その結末は――。

修羅の刻(18)

群雄割拠の戦乱の世に、“東国一”と呼ばれる一人の将がいた。名を「本多忠勝」。名槍・蜻蛉切を操り、生涯無傷と伝うこの兵に身一つで闘いを挑まんとする者が、戦場に姿を現す! その修羅の名は、“陸奥”狛彦と云う‥‥‥。これは「織田信長編」に続く、双子の修羅の物語!!

修羅の刻(19)

物語の舞台は、東国から西国・九州へ。”東国無双”本多忠勝と双璧をなす武将がその地にいた‥‥。名を立花宗茂。武勇に長けた姫・ぎん千代を嫁にもらったこの男は、後に”西国無双”と呼ばれる。この兵と相対すは――――”不破”の名を得た修羅‥‥名を虎彦と云う。これは、時代の闇に生きる”不破圓明流”はじまりの物語。

修羅の刻 20巻

源平の戦いから更に時は遡り、時は平安の世。京の都を恐怖に陥れ、今なお語り継がれる鬼がいた。その名も酒呑童子。そして、その伝統の裏には“修羅”の姿があった‥‥。

修羅の刻 21巻

源平の戦いから更に時は遡り、時は平安の世。京の都を恐怖に陥れ、今なお語り継がれる鬼がいた。その名も酒呑童子。そして、その伝統の裏には“修羅”の姿があった‥‥。後の四天王筆頭と称される源綱を得た、頼光。しかし、“鬼”の黒き影が京を覆おうとしていた…。

修羅の刻 陸奥圓明流外伝 22巻

源平の戦いから更に時は遡り、時は平安の世。京の都を恐怖に陥れ、今なお語り継がれる鬼がいた。その名も酒呑童子。そして、その伝統の裏には“修羅”の姿があった‥‥。大鬼・酒呑童子が住処となっているという大枝山へ‥。ついに、伝説の全貌が明らかに‥!