あらすじ

厳しい訓練が続く特別救助隊(レスキュー)研修。研修生たちは皆ヘトヘトで、甘粕までもが音を上げていた。そんななか、大吾だけは研修を受けていれば、悲劇に満ちている現場に出なくて済むから楽だと考えてケロッとしていた。だが、そんなある日、研修現場の近くで火災が発生して…!?
め組の大吾 1巻

朝比奈大吾は、子供の頃、火事の現場から自分を助けてくれた消防士に憧れて、自分も消防士になる道を選んだ青年。消防学校での研修を終え、中央消防署・めだかケ浜出張所に配属された。憧れの消防士になれた大吾は、大張り切りで出張所に行くが、所長の五味をはじめ同僚の先輩たちはなんとものんびりしていて、気が抜けてしまい…。若き熱血消防官・朝比奈大吾の活躍と成長を熱く描いた、スーパー消防官アクション!!

め組の大吾 2巻

増水した川の警戒に出た大吾のもとに、ライバル・甘粕が子供を救うため川に飛び込んだとの報が入る。川で流されてゆくふたりを見た大吾は、五味所長の制止を振り切り、自らも時速50キロの激流の中へ!そして、甘粕とともに流れが穏やかな水中へ潜り、橋脚を目指し泳ぎはじめるが…!?

め組の大吾 3巻

中央署からめだかヶ浜出張所へ、補助要員として平一馬という消防士がやって来た。1年先輩とはいえ、関西弁でヅケヅケものを言う彼と大吾はソリが合わず、何かというとケンカになってしまう。だが、一馬は人並み外れた消火技術を持っていた。商店街の火事の消火で、彼の技術を知った大吾は仰天する!

め組の大吾(4)

鍛え抜かれた先輩たちに1日も早く追いつこうと大吾の奮闘は続いていた。そんな日常から解放され、市局の慰安旅行で温泉にやってきた大吾たちめ組の一行。だが、宿泊先の旅館で火災が発生!大吾は宿泊客の救助に向かう。煙に追われ、退路を失った大吾たちは路上の一室に非難したのだが…!?

め組の大吾(5)

め組の慰安旅行先の旅館で、大火事が起きた。大吾は炎につつまれた本館から、隣の別館に飛び移る。そして、ベンチを渡し、それを橋にして丘野ら本館に取り残された人たちを別館に移動させることにしたのだが…!?

め組の大吾(6)

高架脇のビルの屋上に異変を感じた大吾は、そこで転落寸前の大型クレーンを発見する。そして、小型車両でクレーンを牽引し、自らの命を危険にさらしながらも、見事転落の阻止に成功する!だが、特別救助隊(レスキュー)隊員・神田はそんな大吾の行動を非難して…!?

め組の大吾(7)

超難関の特別救助隊(レスキュー)資格試験に挑戦することになった大吾。人命救助のスペシャリストであるレスキューの一員となるため、大吾は連日厳しいトレーニングを続けていた。だが、試験を前日に控えた夜、千国市にある昆布山で山火事が発生。め組に出動の指令が出る。

め組の大吾(8)

特別救助隊(レスキュー)資格試験当日、出場明けの大吾は極度の疲労で脱落寸前。しかし、後半奇跡の追い上げで挽回し、見事1次試験の体力テストに合格する!そんな折、新たな出火報を受けため組はホール火災に出場する。人命検索のため、大吾はレスキューとともに建物内部に進入する。

め組の大吾(9)

ドーム型の市民会館で発生した火災。め組はすぐに駆けつけるが、ホール内部に突入する手だてがない。何かをひらめいた大吾は、大野のポンプ車に勝手に乗り込んだ。機関員の資格を持たない大吾は、本来ポンプ車の運転席に乗ることはできない。それなのに大吾は、ドームにポンプ車ごと突っ込んで壁を壊そうとし…!?

め組の大吾(10)

ホール火災の現場で大問題を起こし、懲戒免職を覚悟した大吾は、職場を放棄して市街へ遊びに出る。しかし、ビル火災に遭遇し、大吾は単独で救助を敢行。この決死の救助劇がマスコミに報道されてしまい…。

め組の大吾(11)

厳しい訓練が続く特別救助隊(レスキュー)研修。研修生たちは皆ヘトヘトで、甘粕までもが音を上げていた。そんななか、大吾だけは研修を受けていれば、悲劇に満ちている現場に出なくて済むから楽だと考えてケロッとしていた。だが、そんなある日、研修現場の近くで火災が発生して…!?

め組の大吾(12)

消防の精鋭・特別救助隊(レスキュー)の資格試験を見事突破した大吾は、40日間の研修を終え、め組に復帰する。そんな非番のある日、高校時代の恩師・落合先生を訪ねた大吾は、近くの森で昆虫採集中の先生と久しぶりに再会を果たす。ふたりの間には今までとは違うなにかが…!?

め組の大吾(13)

特別救助隊(レスキュー)の資格を取得した大吾は、いつの間にか危険な現場で充実感をおぼえるようになった自分に気がつく。そんな自分に嫌悪しながらも、臨時の補助要因として、初めて特別救助隊(レスキュー)に参加した大吾は、防災指導に訪れた小学校で、かつて山火事から救助した少女と偶然再会する。

め組の大吾(14)

大吾が出張所に出勤すると、母親から電話が入り「おばあちゃんが入院した」と伝えられる。急いで病院に駆け付けると、どうやら風邪で大事はないらしい。大吾がホッとひと安心でいると、おばあちゃんから、普段、孫がどのように働いているのか知りたいから仕事の話をして欲しいと頼まれ…!?

め組の大吾(15)

市局に新規導入された消防ヘリが、夜間のテスト飛行中に突然消息を絶ち行方不明になった。非番招集を受けた大吾と甘粕は、市局本部のキレ者事務官・忍足とヘリの捜索を開始する。何の手掛かりもつかめぬまま、時間だけが経過していく中で、大吾はなんと、吹き抜けのビルの中に不時着したヘリを発見する!

め組の大吾(16)

めだかヶ浜出張所に消防現場への応援要請が届く。火災現場はスーパー・ハマチ堂の駐車場。そこは、かつて千国市立病院があったところだったが、15年前に大火災が起こって歴史的大惨事となった忌まわしい場所。最新鋭の消火器「インパルス」の初陣となった、この現場に大吾とともに五味所長も急行した。

め組の大吾(17)

空港建設現場火災を鎮火させため組。大吾たちが撤収作業を始めたころ、ひとりで空港内の見回りをしていた五味所長は地下に不審な光を発見、何とそれは炎だった。五味は事態を無線で消防車に知らせるが、地下のため電波状況は最悪。状況判断ができないまま大吾たちは消火に向かった。

め組の大吾(18)

自らも負傷しながら、空港建設現場火災から五味所長と要救助者を助けることに成功した大吾。しかし、無許可で単独行動したことで、忍足に階級章を返す。数日後、先輩の消防官・神田が見舞いに現れる。彼の手には大吾が返したはずの階級章が握られていた。

め組の大吾(19)

研究旅行のためスマトラ島へ旅立った落合先生が現地で大規模な森林火災に遭遇していることを知った大吾は、単身スマトラ島へ行くことを決意する。そして、森林火災を消し止めるために、強力な消火能力を持つ「インパルス」を持ち出そうとして消防署に忍び込んだ。だが、そこには五味所長が待っていて…!?

め組の大吾(20)

大吾は、スマトラの山火事から落合先生を救出することには成功したものの、今度は自分が火の海の真ん中に取り残されてしまった。そばには水の尽きた消化器「インパルス」と、ガソリンの詰まったタンクがあるのみ。一方、ヘリで大吾の行方を探していた甘粕は、炎に囲まれた大吾を発見するが、近づくことさえできない。