あらすじ

遺産相続で命を狙われる才賀勝が誘拐された!中国拳法の使い手・加藤鳴海と、からくり人形使いのしろがねは、勝を助けるために、才賀のからくり屋敷に向かうが、そこには様々な罠と、異様なからくり人形の数々が待ち受けており…!?
からくりサーカス 1巻
遺産相続絡みで命を狙われる少年・勝と人を笑わせないと死んでしまう病にかかった男・鳴海、そして勝を助けるためにからくり人形を操る女・しろがね…。三人の運命が交錯する時、“笑顔”の本当の意味が…!?欧風熱血機巧活劇、ここに開幕!!
からくりサーカス 2巻
遺産相続で命を狙われる才賀勝が誘拐された!中国拳法の使い手・加藤鳴海と、からくり人形使いのしろがねは、勝を助けるために、才賀のからくり屋敷に向かうが、そこには様々な罠と、異様なからくり人形の数々が待ち受けており…!?
からくりサーカス 3巻
誘拐された勝を助けようと奮闘する鳴海としろがね。しかし、才賀屋敷のからくりに行く手を阻まれ…!?一方、護られるだけだった勝は、ついに自らの意志で戦う決意を固める。時限爆弾の爆発が迫る中、三人の壮絶なる戦いの行方は…!?
からくりサーカス 4巻
消えた鳴海の影を背負いつつ、新たなる一歩を踏み出した勝としろがね。しかし、追っ手の手はゆるまず、とんでもない誘拐事件が…!?そこへ現れたのは、仲町サーカスと名乗る面々。勝のクラスメートをも巻き込み、ハイウェイは大パニック!!
からくりサーカス 5巻
心の友となった梶山たちと決別し、勝としろがねは、金目当ての輩を避けての旅暮らし。そんな中、同行する仲町サーカスの面々とともに出会った少女・リーゼロッテには、重い過去が…!?
からくりサーカス(6)
旅に出た勝としろがねに、愉快な仲間が加わった。一人は猛獣使いの美しき少女・リーゼロッテ。そして、貧乏だけど心優しく、たくましい仲町サーカスの三人組。キラキラと輝くサーカスの奇跡と感動はページを開けばすぐそこに!
からくりサーカス(7)
勝のアイデアで仲町サーカスは興行をすることに!でも、お金もない、テントもない、なんにもない仲町サーカス!どうなることやら…そして、サーカス編は一時閉幕。日本を離れ、なんとパリでからくり編がスタート!!死んだと思っていたアイツが帰ってきて、凄い冒険を始めるぞ!
からくりサーカス(8)
鳴海が帰ってきた!自らの体を楯にして勝を守った鳴海は生きていたのだ。しかし鳴海は、勝やしろがねの記憶を失っていた…。舞台はパリ。鳴海の過去を知る唯一の人間・ギイは語る…敵は自動人形(オートマータ)だと。鳴海は過酷な運命に圧倒されるが…。
からくりサーカス(9)
「しろがね」と「自動人形」の戦いの歴史を語るルシール。その内容のあまりの苛烈さに驚く鳴海…そして、すべての鍵を握る「柔らかい石」の秘密にたどりついた。しかし、「真夜中のサーカス」から恐るべき使者がやってきた。その者の名は自動人形・アルレッキーノ…最強の人形の一人だ!!
からくりサーカス(10)
スイスとフランスの境に位置する小さな国・ローエンシュタイン大公国に、「柔らかい石」を探してやってきた鳴海たち。自動人形に襲われた公女エリを助けるが、その事件の裏には、恐るべき陰謀があった。そして自動人形アプ・チャーの不思議な欲望がさらなる惨劇を呼び、美しき姫と鳴海の舞踏会は炎に包まれていく…。
からくりサーカス(11)
所はアメリカ・ニューヨーク。スゴ腕の女ナイフ使い、ヴィルマに下された指令は、なんと、我らが勝の暗殺!忍び寄る黒く鋭い影に、ようやく平穏な日々を送る勝は、しろがねは、仲町サーカスの面々はどうする…!?一方、自動人形を世界中に追う鳴海が、アメリカで見たものは?
からくりサーカス(12)
アメリカ・イリノイ州にある白い建物。そこは地獄だった。自動人形と接触した患者の子供たちから情報を得るため、ゾナハ病特別治療病棟に来た鳴海はあまりに苦しく悲しい現実を知る。そこへ攻め来る自動人形ども。怒りに身を焦がす鳴海が、今、真の戦士へと変貌を遂げる!
からくりサーカス(13)
勝に強力なライバル登場!名は涼子、ことあるごとに勝に食ってかかる「サーカスが大キライ」な女の子。珍しくムキになる勝だが、涼子のサーカス嫌いには理由があった…。久々の興行を前に、道具がなくて大ピンチの仲町サーカス、そして中国へ向かう途中で、自動人形に襲われる鳴海の運命やいかに?
からくりサーカス(14)
自動人形の移動基地「真夜中のサーカス」を追い、中国へ向かう機中、鳴海たちは自動人形に襲われた!空飛ぶ戦場と化した旅客機で、ギイは、ルシールは、そして鳴海は、どう戦うのか!?離ればなれの鳴海、しろがね、勝…三人の運命は、再び交わるのか?大きな物語が、いま、激しくうねりはじめる…。
からくりサーカス(15)
自動人形の本拠地「真夜中のサーカス」を追う鳴海に異変!師父(せんせい)の昔話を聞くうちに、鳴海の中に眠るもう一人の意識が、過去への、彼方への旅を始める…その男の名は白銀(バイイン)。中国からプラハへ渡り、錬金術を究めんとする男の身になにが?いま、しろがねと自動人形の、長い戦いの謎が明かされる!
からくりサーカス(16)
錬金術師・白銀と、貧しくとも気高き女・フランシーヌとの、あまりに悲しき運命の恋…。明かされた最大の謎に打ちひしがれる鳴海の元へ、最強の自動人形の一体・パンタローネ来襲!一方、仲町サーカスに救われたギイは、しろがねと…。
からくりサーカス(17)
遂に…遂に辿り着いた、自動人形の本拠地「真夜中のサーカス」!しかしそこは、魑魅魍魎の蠢く地獄の舞台だった!世界中から集まった人形破壊者“しろがね”たちと共に、我らの鳴海が、怒る、闘う、突き進む!
からくりサーカス(18)
世界に破滅をもたらす自動人形と、人形破壊者“しろがね”との決戦に、自動人形の本拠地「真夜中のサーカス」は、血で赤く染まっていた。果てしなく続く闘いの果てに、災いの元凶・フランシーヌ人形を、鳴海は破壊できるのか……!?
からくりサーカス(19)
死闘で血に染まる自動人形の牙城「真夜中のサーカス」。鳴海たち“しろがね”は、フランシーヌ人形へと続く扉へ突入する!!世紀を超える因縁の闘いに終止符を打てるのか!?
からくりサーカス(20)
しろがねと、自動人形最強の「最古の四人」の死闘開始!!こいつらを倒せば、念願のフランシーヌ人形へ…。鳴海の存在によって、団結の心をみせるしろがねたち、そして、最古のしろがね・ルシールに出発する時が……。
からくりサーカス(21)
「最古の四人」との激闘で、次々と倒れていくしろがねたち。彼らの希望はあの男の存在。散っていったしろがねたちの思いを背負い、怒りと哀しみの戦士・鳴海がついに復活!!そして鳴海が目指すのは……玉座に座りしフランシーヌ人形!!
からくりサーカス(22)
「フランシーヌ人形はニセ者だった!」長きに渡る、しろがねたちの激闘は何だったのか?全てが潰えた砂漠の真ん中で、鳴海は咆える!──ところ変わって日本では、いよいよ勝が動き出す。過去の真実を得るために、自分の秘密を知るために。
からくりサーカス(23)
「ぼくの脳に貞義(父さん)が転送されてた?」困惑する勝に、貞義に恨みを持つ黒賀村の人形使いが襲いかかる!貞義の残した3体の懸糸傀儡は、勝に力を与えるのか…!?そして勝が連れて行かれた黒賀村で待っていたのは、他界したはずの祖父・正二!勝を「貞義」だと決めつける正二は、過去の因縁がつまる「生命の水」を勝の口へ…。いよいよ謎が明かされる、記憶の旅が始まった!!
からくりサーカス(24)
燃え盛る丸山遊郭の業火の中で、アンジェリーナは決意する。自分の秘密はばれたとて、正二郎の命は守ります。「私はあなたに、絶対に死んで欲しくないのだもの!」そして勝の記憶の旅は、いよいよ核心に迫り行く。あいつが、あの人形が、そしてあの男も!明治の世の中、全ては日本へやってくる。
からくりサーカス(25)
90年前の黒賀の里で、運命の糸が紡がれる。母を恨みし少年・ギイに、赤子を宿せる「しろがね」アンジェリーナ。その夫・正二、自らの笑顔を求める人形・フランシーヌ…彼らの力を持ちまして、ひとつの命が生まれます。「エレオノール!」その命は、愛を生み、心を溶かし、人を変え……。ところがそんな平和にも、悪意の影が忍び寄り、母子は別れを余儀なくされる。小さな命を託されたそのものは「人形フランシーヌ」!
からくりサーカス(26)
エレオノールは助かった。ギイと正二は、彼女の幸せのため、彼女の存在を隠そうとする。一人の「しろがね」として育て、正二は彼女に一度も会わずに──。しかし、50年ぶりの再会のとき、彼女は言った。「正二おじいさま」。誰かが正二のふりをして、彼女に会っていたのか?見えない影が忍び寄る。──そして、悪意の計画が顕になる。
からくりサーカス(27)
「奴を滅ぼせ!」正二、ギイ、そして黒賀の者達が貞義(ディーン)を追い詰める。次の肉体として選んだ勝を残し、2月の高速道路にて、貞義は硫酸の海に消えた…。そして勝が記憶の旅から帰りし時、ギイの刃っが迫り来る。勝に転送していた貞義を殺そうと。しかし!現実は!現在進行形の真の悪は!
からくりサーカス(28)
貞義=フェイスレスと配下のO(オー)の軍団が、200年の恨みを込めて、正二と黒賀に牙をむく!「逃げろ!勝!」…いや、ぼくが逃げてどうなる?すべてを知った少年は、全てを背負って振り向いた!!全ての悪意の黒幕を倒すために!
からくりサーカス(29)
フェイスレスとの闘いに備えるため、しろがねに別れを告げる勝。しろがねの心には、ぽっかりと大きな穴が。そんな時、鳴海が突然帰ってくる。だが記憶を失っている鳴海は、しろがねを本物のフランシーヌ人形だと思い、襲いかかる!!
からくりサーカス(30)
人形繰りの特訓をするために、黒賀村で生活することになった勝。居候先の阿紫花家の末っ子、平馬と組んで大みそかの奉納人形相撲に出場することに。平馬の姉・百合のために絶対優勝しなくては……!勝・平馬の快進撃は、どこまで続く!?
黒博物館 図録

黒博物館 図録

藤田和日郎が描く大英帝国伝奇アクションシリーズ『黒博物館』は、いかにして誕生したか? ファンならずとも知りたくなる創作の核心に迫るビジュアルブックが登場します! 『スプリンガルド』『ゴーストアンドレディ』『三日月よ、怪物と踊れ』3作それぞれの、日々の創作の跡を辿れる貴重な直筆考察ノートや原画を満載。さらに著者と担当編集者との対談や、『三日月』で描かれる回転剣術-月動-(ベグーシャヤ・ルナー)の生みの親で、舞踏設定・振り付けを担当したTAKAHIRO、『ゴーストアンドレディ』『三日月』で軍事・風俗考証を担当した磯野圭作、両氏のインタビューやコラムをあわせて収録。綿密な歴史考証と、縦横無尽のアイデアで紡ぎ出す藤田ワールドの秘密がわかる贅沢な一冊です! シリーズ唯一の単行本未収録作品『キャンディケイン』収録!
藤田和日郎 黒博物館 館報 ヴィクトリア朝・闇のアーカイヴ

藤田和日郎 黒博物館 館報 ヴィクトリア朝・闇のアーカイヴ

『うしおととら』、『からくりサーカス』の藤田和日郎が描く大英帝国伝奇アクション『黒博物館』の世界をより深く楽しめる! シリーズ全体を詳細に解説する案内書です。『スプリンガルド』『ゴーストアンドレディ』『三日月よ、怪物と踊れ』3作それぞれは、実際に起きた怪事件や実在の人物をモデルとし、史実とフィクションが巧妙に折り重ねられたストーリーが展開します。ヴィクトリア朝の貴族と使用人の暮らしから、英国文化まで幅広く研究する作家・久我真樹が、漫画に登場する事物・人物と、それらを取り巻く当時の時代背景を解き明かす“ヴィクトリア朝・闇のガイドブック”です。巻頭では、藤田先生の貴重な構想ノートや原画を掲載。カバーイラストは、描き下ろしの黒博物館・キュレーター!
黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ

ガス燈が霧ににじむヴィクトリア朝のロンドン。ロンドン警視庁〈スコットランド・ヤード〉の犯罪資料室「黒博物館」を、歴史的ホラーヒーローの「生みの親」が訪れる。彼女が閲覧を希望したのは、赤いブーツ…2年前、女王主催の舞踏会で起きた怪事件の遺留品だった。そして女は、一人のおぞましく、あまりにも奇妙な女剣士の思い出を語りだす。第1シリーズ『黒博物館 スプリンガルド』、第2シリーズ『黒博物館 ゴーストアンドレディ』に続く大英帝国伝奇アクション待望の第3シリーズ、開演!
日本短編漫画傑作集

日本短編漫画傑作集

珠玉の短編で綴る日本漫画の表現の歴史! 選者にいしかわじゅん、江口寿史、呉智英、中野晴行、村上知彦、山上たつひこ(五十音順)の6氏を迎え、日本の漫画を彩った幾多の短編の中より選び抜いたアンソロジーを編年体でお送りします。
試し読み
あやかし堂のホウライ

あやかし堂のホウライ

両親の帰りを信じ、弟を守り続ける少女・アヤカの奮闘劇! 仙人の住む「彩貸堂」に居候し、人間を襲う妖怪に立ち向かう!! 身寄りのないアヤカがたどり着いたのは、おばけ屋敷と噂される「彩貸堂」。表向きは骨董品店だが、実は罪を犯した仙人たちがとどまる家。しかも居候の試験は、ホウライという少年(?)に付き添って妖怪退治をすること…? アヤカと仙人たちの摩訶不思議な共同生活が、今始まる。
黒博物館 ゴーストアンドレディ

黒博物館 ゴーストアンドレディ

ロンドン警視庁の犯罪資料館「黒博物館」に展示された“かち合い弾”と呼ばれる謎の銃弾。ある日、それを見せてほしいという老人が訪れたとき、黒衣の学芸員は知ることになる。超有名な「お嬢様」と、「もうひとり」が歴史的大事件の裏で繰り広げた、不思議な冒険と戦いを…! 藤田和日郎の19世紀英国伝奇アクション超待望の第2弾、ここに開幕!!
邪眼は月輪に飛ぶ

邪眼は月輪に飛ぶ

東京湾で座礁した米軍の空母から、一羽の鳥が逃げた。そのことで多くの兵士が死ぬ。さらに東京の街中にやって来たその鳥は、空前の死者を出す。その鳥とは、その眼で見られた者はすべて死んでしまうという一羽の恐ろしいフクロウだった。かつて猟師仲間とともに、そのフクロウを一度は撃ち落とした鵜平は、米軍の要請を受けて、再び銃を取る――!!
黒博物館 スプリンガルド

黒博物館 スプリンガルド

19世紀・ヴィクトリア朝初期のロンドンで、女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。現場では、高笑いしながら跳び去る怪人の姿が目撃されていた。3年前、夜道で女性たちを驚かせたという「バネ足ジャック」が殺人鬼となって帰ってきたのか?事件を追うロンドン警視庁の警部は、意を決してある「貴族」の館へ馬車を飛ばす……。『うしおととら』『からくりサーカス』の藤田和日郎、新境地。熱き活劇の名手が奏でる怪奇と冒険と浪漫の協奏曲(コンチェルト)!
うしおととら

うしおととら

蔵の中に、500年も閉じこめられていた妖怪。ヤツはその昔、人を食い、悪業の限りを尽くしていた。ひょんなことからヤツを解き放ったのが、蒼月潮(あおつきうしお)。うしおはヤツにとらと名づけた……。うしおととらの伝説が、いま、幕を開ける!