あらすじ

片思いの先でたどり着いたのは、“陰謀論” 恋路の中で覚えた違和感。「あの子は俺とイイ感じだったはずじゃ―――」疑念が疑念を呼び、やがて世界そのものを疑うようになっていく。『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が問いかける、「嘘」と「真実」の物語―――!!
ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 1巻

『チ。』の魚豊が描く、恋と陰謀――!! あの人に、好きな人はいるのかな―― あの時話していた言葉の意味って―― 抱いた恋心が溢れるとき、世界を動かす謎に迫っていく――! 『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が描く、圧倒的新機軸、前代未聞のラブコメストーリー!!

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 2巻

片思いの先でたどり着いたのは、“陰謀論” 恋路の中で覚えた違和感。「あの子は俺とイイ感じだったはずじゃ―――」疑念が疑念を呼び、やがて世界そのものを疑うようになっていく。『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が問いかける、「嘘」と「真実」の物語―――!!

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 3巻

“陰謀論”を、信じた先にあったのは―― 正義のため、真実のため、勉強を重ね、努力を続けてきた。人生の何よりも、夢中で取り組んできた。そんなものが、もし嘘だったら――― 『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が紡ぐ、「信念」と「疑惑」の物語―――!

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 4巻

“陰謀論”を信じてはいけなかったのか――? 「人生が、始まってる気がしない」 小さな不信感から始まり、傾倒した“陰謀論”。しかし嘘に裏切られ、手元に残ったのはいくつかの疑問だった。「なぜここでトラブルに遭ったんだろう」 「なんであの子と出会ったんだろう」 「なんで陰謀論を信じたんだろう」 “陰謀”と決めつけて蓋をした疑問に再び向き合い、答えのない問いに決着をつけることはできるのか――― 『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が示す、「運命」と「真理」の物語―――!!

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ

嘘か真実か陰謀論

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 魚豊
六文銭
六文銭

自分が何かと恵まれていないのは、何か大きな陰謀によるものではないか?という、ネットではびこる「陰謀論」がテーマの本作。 主人公は、いわゆる社会的に弱者の部類で、それでも自分にも特別な何か(人生大逆転できるようなものが)あるんじゃないかと日夜怪しいセミナーに通いながら過ごす。 そんな中、偶然出会った大学生の女性に恋してしまう。 関係を深めていくなかで、彼女につきまとうFACTという謎の組織の存在を知り、彼女を守るために接触。 そこは、陰謀論に染まった集団で、自分の境遇の悪さも、彼女と出会ったのも全てが大きな陰謀だったと諭され、気づくと彼もまたその思想に染まりはじめてしまう・・。という展開。 社会的な問題を扱う重そうな感じもあれば、コミカルなヌケ感もある。 現実を描いた漫画だから明らかに嘘っぽくも感じつつも、これ実はファンタジー漫画なのでは?と思うと真実のように感じてしまう。 ついつい、陰謀も本当のように感じてしまう。(ちょっと調べればわかるんですけどね) そんな感じで嘘か真実かわからないながら、自分なんかは読んでいたのでめちゃくちゃ楽しめた。 特に2巻。 主人公が上述した恋心を抱いている女性に、付け焼き刃的な稚拙な持論を展開し、一瞬で論破される様は読んでいてホント痛々しく、ゾクゾクした。 共感性羞恥をこれほど感じたシーンはないと思う。 4巻で最終巻らしいけど、どうオチをつけるか気になる。