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「その瞳を隠すなんてもったいない。君はとても綺麗だ」虐げられつづけた令嬢が、愛を知って幸せになるまでの物語――。“ある能力”と瞳の色のせいで家族から「魔女」と蔑まされ、牢の中で幼少期を過ごしたセーラ。戦地での道具として売られ、売られた先でも忌み嫌われる日々に「悲しい」と思う気持ちさえも失っていた。終戦後、自分の命がどうなるのかもわからない中で、敵対国の公爵・アルバートに出会う。「君の身柄は我が公爵家で預かることが決定した」また利用される…そう思っていたのに、用意されていたのは綺麗な洋服とあたたかい部屋、そして「ここでは自由にしていい」という優しい言葉だった。なぜこの人はこんなに良くしてくれるんだろう……。アルバートからの優しさには、ある理由があって――?※この作品は『PRIMO Vol.20』に収録されています。重複購入にご注意下さい。