あらすじ大宮との登山を経て、お互いの心の隙間を補い合うことができた清子。近づく保育園のお遊戯会に向け、心を閉ざしてしまった凜音と 向き合おうとするが、凜音の問題行動に悩まされてしまう…。一方、清子と大宮に大切にされていると実感しながらも、拭いようのない息苦しさを抱える悠斗は、初の4人旅でその感情の正体に気づいてしまうが――。「普通」から外れた4人は、少しずつ、『自分で選んだ家族』のカタチを築いてゆく。大切な人との新しい生き方を問う、サイコロジカル・ファミリーストーリー、第5巻。
まだ1巻だけど、悠斗のこの先が心配で。 母親が自殺してしまって、友人で心理学者の清子が彼女の子供を引き取って育てていくわけだけど、そりゃとても大変なことだろう。むしろ大変なんて言葉で言ってはいけない気がする。 話が進むごとに悠斗の表情が明らかに暗くなっていってしまって、読んでいて何だか辛かったな。 心理学者と言えど一人の人間。 距離が近いと客観的に見ることができなくて、本人が大丈夫と言えば大丈夫と思ってしまうだろうし、、色々と考えさせられる作品になるのではないかなと思いました。