空気が読めない変人心理学者・天根清子は、自殺した友人の遺言で二人の子供を中学育てることになる。中学2年生の悠斗とわがまま盛りの4歳児・凜音。清子は心理学を武器に奮闘するが、いきなり始まった子育ては学術通りにはいかず四苦八苦。そんな清子を困らせまいと「いい子」にふるまう悠斗だったが、編入したばかりの学校で問題を起こしてしまう。クラスメイトが悠斗に貸した傘が、翌日ボロボロに壊れて捨てられていたのだ。心の闇が表出した悠斗に、清子がとったのはまさかの行動で!? SNSで話題沸騰!「普通の幸せ」から外れた3人の、歪であたたかい家族の物語、待望の第2巻!!
まだ1巻だけど、悠斗のこの先が心配で。 母親が自殺してしまって、友人で心理学者の清子が彼女の子供を引き取って育てていくわけだけど、そりゃとても大変なことだろう。むしろ大変なんて言葉で言ってはいけない気がする。 話が進むごとに悠斗の表情が明らかに暗くなっていってしまって、読んでいて何だか辛かったな。 心理学者と言えど一人の人間。 距離が近いと客観的に見ることができなくて、本人が大丈夫と言えば大丈夫と思ってしまうだろうし、、色々と考えさせられる作品になるのではないかなと思いました。