【雑誌掲載時の著者カラー原画を収録したリマスター版!】時は明大正時代──。幼い頃、戦争へ出征した父を追い、田舎を飛び出した少女・秋山まいか。しかし時代は、女性には厳しいものだった。父の行方の手がかりを知る、最強部隊“一騎当千隊”隊長・白狼と出会い、まいかはある決意をする。「男ならいいんだ──」少女は男に紛れ、軍に入ることを志願する──!
時は大正。大きなお屋敷に住み込みで働く少女・菊は、ある日、屋根裏部屋で美しい少女人形を見つける。それは薔薇乙女と呼ばれる“生きている”人形だった。いっぽう、“東京十二階”で働く菊の妹・華も不思議な出来事に巻き込まれて!? 花の帝都で薔薇乙女の新たな物語が幕を開ける!
いつか人間を化かしてみたいと夢見る、豆狸の女の子・まめだ。少女に化けて大都会・大阪に繰り出し、黒髪の美女を化かそうとするが一目で見破られてしまう……! 落ち込むまめだに容赦なく「里に帰れ」と言い放った美女は、自分を「落語家」だと名乗り……? 笑うかどには、たぬきたる。読むと笑顔になる大正落語ファンタジー、ここに開演!