あらすじ
SNSで発表されるや否や大反響を巻き起こした『大罪人と名家の令嬢の物語』、第1巻!! ネネオは村人50人を殺害した大罪で、市中を引き回されていた。「その罪人、私が買い取ります」。斬首される彼の運命をその一言で一変させたのは、名家の令嬢であるフレイヤだった。家督争いに敗れ極寒の僻地へと向かうフレイヤから従者を命じられたネネオは、自分と同様に世間から蔑みと憐みを受けている彼女に気づく。まるで生い立ちも考え方も違う2人だが、それぞれの事情を打ち明けていく中で、お互いの理解者になっていき…。
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大量殺人&放火をした極悪人ネネオの前では、ほわほわのほほんとした追放令嬢のフレイヤがかわいい。 そんな彼女に癒やされている、男二人もとても良い。 ネネオの傷を隠していたものは2巻でペリッと剥がされ、過去の傷が少しは癒えて生きていきやすくなった。 3巻以降はフレイヤの番ということだろうか。 ほわほわのほほんとしていたから、腹芸なんぞできるのかと思ったら、さすが本家筋の大令嬢。 ちゃんと言うことは言えていた。 義姉が単なる極悪な性格の姉だったら、もっと勧善懲悪展開ですっきりしたのだろうけど、そうでもなさそう。 しれっとひどい言葉を言い合うのに、誰も腹の底を見せない。 イラストはとてもきれいで、笑うフレイヤはとてもきれいで、きっと顔立ちが似た義姉も笑んだらとても優しい顔をしている。 ネネオはいい加減にフレイヤの名前を呼ぶべきだけど、身分差のせいなんだろうか。 4巻発売が楽しみ。