「ガチで面白い!」「ガチで推したい!」全国785名の書店員さんのご投票で選ばれた 講談社ガチ!マンガフェア2023堂々第1位(青年漫画部門)で受賞! 追放された名家の令嬢と彼女に買われた大罪人の物語。離縁の申し出にかつて追放された家に、自らの意思で戻ってきたフレイヤ。周囲から白い目で見られ続けるフレイヤの心をネネオがどうにか支え続ける中、彼女もまた「私があなたと一緒にいられるように頑張らせて」と気丈に微笑みかける。フレイヤの姉のアンナと婚約者のドレッドの婚約発表のパーティーが始まるが、フレイヤとネネオは些細な勘違いからすれ違ってしまう…。平静を保つべく会場から離れるネネオの前に現れたのは、仲間であるハルバードの使用人のフォッシュと、そしてパーティーの主催であるはずのドレッドだった。
固く結ばれたのか、酷く絡まったのか、分からないまま2人は傍に居続ける。フレイヤは孤立無援の実家にネネオを連れて帰るが、あまりの不安と緊張の中、彼とも勘違いからすれ違ってしまった…。その勘違いの元となったオルガと話し合い、彼女が自分の味方になってくれる存在だと知り、そしてネネオが自分にとってかけがえのない存在であることを一層強く認識する。ネネオと再会を果たしたフレイヤは、彼に誘われるままにその腕に飛び込んでいく。2人がお互いの絆を確かめ合う一方で、フレイヤの腹違いの姉アンナの婚約者ドレッドがネネオとフレイヤを利用する思惑を巡らせていた。世界中で続々刊行の、追放された名家の令嬢と彼女に買われた大罪人の物語。
大量殺人&放火をした極悪人ネネオの前では、ほわほわのほほんとした追放令嬢のフレイヤがかわいい。 そんな彼女に癒やされている、男二人もとても良い。 ネネオの傷を隠していたものは2巻でペリッと剥がされ、過去の傷が少しは癒えて生きていきやすくなった。 3巻以降はフレイヤの番ということだろうか。 ほわほわのほほんとしていたから、腹芸なんぞできるのかと思ったら、さすが本家筋の大令嬢。 ちゃんと言うことは言えていた。 義姉が単なる極悪な性格の姉だったら、もっと勧善懲悪展開ですっきりしたのだろうけど、そうでもなさそう。 しれっとひどい言葉を言い合うのに、誰も腹の底を見せない。 イラストはとてもきれいで、笑うフレイヤはとてもきれいで、きっと顔立ちが似た義姉も笑んだらとても優しい顔をしている。 ネネオはいい加減にフレイヤの名前を呼ぶべきだけど、身分差のせいなんだろうか。 4巻発売が楽しみ。