あらすじ

漫画家の山村虎時は連載作「復讐道化」の映画化が決まり、愛する妻にも支えられ、公私とも最高の夜を迎えていた。だがそれはこれから始まる悪夢の入り口に過ぎなかった…。無自覚の悪意が呼ぶ、未体験の殺意とは!?謎の復讐鬼・「ピエロマン」の正体とは!?サスペンスホラーマスター・本田真吾が超絶筆致の名手・高橋伸輔との初コンビで放つ、驚天動地の‘‘濡れ衣‘‘サスペンスが堂々スタート!!
ピエロマン 1

漫画家の山村虎時は連載作「復讐道化」の映画化が決まり、愛する妻にも支えられ、公私とも最高の夜を迎えていた。だがそれはこれから始まる悪夢の入り口に過ぎなかった…。無自覚の悪意が呼ぶ、未体験の殺意とは!?謎の復讐鬼・「ピエロマン」の正体とは!?サスペンスホラーマスター・本田真吾が超絶筆致の名手・高橋伸輔との初コンビで放つ、驚天動地の‘‘濡れ衣‘‘サスペンスが堂々スタート!!

ピエロマン 2

人生最高の夜からの急転直下、漫画家・山村虎時は人生最悪の時を迎える事になるー-。全ては自らが産み出したキャラクター‘‘ピエロマン‘‘の謀略なのか…!?謎を解く間もなく起きる事件、次々と増える道化の犠牲者、山村はその全ての罪を着せられる…!!怒涛の展開力で驀進する怪人との死闘、早くも大反響の‘‘濡れ衣‘‘サスペンス第2巻!!

ピエロマン 3

漫画家・山村虎時を陥れる謀略の数々…事態は悪化と激化の一途を辿り、遂には最愛の娘を攫われるまでにーー。窮地の山村は元妻を頼るが、そこで見たのは幼き自分が描いた怪人の絵だった…!?全ては己が引き起こした事なのか、ピエロマンのルーツは過去の自分なのか。困惑しながらも山村は決意を固め、復讐道化との直接対決に挑む…!!怒涛のクラウン・サスペンス待望の第3巻!!

ピエロマン 4

幾重にも巡らした策も虚しくピエロマン捕獲に失敗した山村。その背景には漫画家仲間、三倉サユリの暗躍があった…?山村事件の衝撃は全国へと広がりーー。刑事・敷島は捕えた山村の口から自身の父が関わった過去の殺人事件と今回との関連を聞き、自身もまた道化騒乱の渦中へと飛び込むが…!加熱するクラウン・サスペンス第4巻!!

ピエロマン 5

ピエロマン騒動のルーツは、30年前の連続殺人事件にあった!?山村、そして刑事・敷島にも関わる因縁、脳内から封印したはずの記憶から、山村は必死に真相を探ろうとするが…!?そして怪人と裏で繋がっていた女漫画家・三倉サユリが動き出す。完全に闇堕ちした彼女を救うべく山村は決死の作戦に身を投じるが…!大反響殺戮道化サスペンス、激震の第5巻!!

ピエロマン 6

窮地をIT社長・空閑に救われた山村だが、彼は味方ではなく愛娘・朱音を人質に取られ、連載作「復讐道化」の執筆を強要される…!男の真意が分からぬまま謎の洋館に籠る山村だが、そこには道化騒乱の重要人物が集められ…!?道化の狙いは山村の本当の絶望?次々と自らを襲う危機、そしてかつて耳にした‘‘彼の言葉‘‘の音色により、長年封印された山村の忌まわしき記憶が遂に甦る…!?予測不能の疾走クラウンミステリー第6巻!!

ピエロマン 7

幾多の障壁乗り越え、遂に明かされた道化の正体…それは山村自身が自らを守るために封印した、余りにも悍ましき過去と大きく繋がっていた…。旧友が静かに語り出す、ピエロマン騒動の動機は悲しくも壮絶なその生い立ちにあった…!?「虎ちゃん……全て君のせいだよ」「全ての間違いは、君が漫画家になったことさ」鋭く詰め寄る‘‘ピエロマン‘‘の言葉が刺さり、完全に記憶が甦った山村の出した結論とは!?重大局面迎えるクラウンサスペンス、佳境の第7巻!!

ピエロマン 8

少年時代の山村が、同級生の不破をあの「道化」に引き合わせた…全ての始まりはその邪念なき行為だった。殺人鬼・東堂尽平による悍ましき凌辱の日々…更にはその無間地獄に空閑も加わりーー。 長年育まれた不破の絶望が、今に至るピエロマン騒乱を生み出した。だがショーの幕引きはまだ訪れず、空閑による「復讐の最終フェーズ」が始まる…?遂に佳境へと向かう道化サスペンス、怒涛の第8巻!!

ピエロマン

予測不能な怒涛の展開

ピエロマン 本田真吾 高橋伸輔
六文銭
六文銭

主人公は漫画家で、自身の漫画に登場させている「ピエロマン」に、そっくりなピエロに襲われるという話。 漫画の「ピエロマン」自体は映画化が決まるなど人気を博し、またそのヒットまでに主人公は漫画家として長く苦労しているのも背景にある感じ。 とにかく、予測不可能な展開が面白い。 ピエロマンの正体を追う展開なのですが、怪しい人がゴロゴロいる。 アシスタントとか、担当編集、同期の漫画家とか、大体身近な存在が一般的ですよね? そこに、犯人と思われた人物が、次々にピエロマンとして出てくるんですが、彼らはただ本物のピエロマンにたぶらかされただけの、偽物だったりするわけです。 ピエロマンではないか?と疑われた人物は、逆に本物に襲われたりもする。 「たぶんこうだろ?」的な予測を裏切られるわけです。 まだ3巻なので全容がでておりませんが、1巻からずっとこの調子で、怪しいと思った人物が次の瞬間違ったりなど飽きさせない、こちらの予測を裏切ってくる展開がスゴイんです。 逆に想像力をかきたてられます。 まだまだ、主人公自身も過去に何かありそうですが、ピエロマンの正体あわせて恨まれる理由が少しずつわかってくるのかと思うと続きが楽しみな作品です。