あらすじ最高品質の大麻・ミックXの生産者として、半グレ組織「黒部」と取引をすることになった森生。様々な罪の意識に苛まれる森生は、一刻も早く家族に残せる大金を稼ぎ、自ら犯した罪を償うと心に決める。そして、これまで以上に大麻栽培の規模を大きくする計画を企てたのだがーー。
植物栽培が天職の花屋の千東森生。赤字ばかりで家系は火の車。 そんな中、頼りの妻が事故にあり入院、車もつかえなくなってしまった。 お金がなく、すがったのは怪しい話を持ち掛けてきた旧友。 何がいいことで何が悪い事なのか、読んでいて善悪の境界線がおかしくなってくる。 裏社会の人だけでなく、周囲の人たちも絡んで抜け出せない深い沼にはまっていく。 貧乏が悪いのか、社会が悪いのか、吸う人が悪いのか、栽培する人が悪いのか・・・ 大麻王になるころには、彼もすっかり悪人になっているのでしょうね。