あらすじ渋谷を拠点にしている半グレ組織「惡滅餓」と手を組んだ森生は、大麻リキッド専用の“キマり”過ぎる新大麻「ウルトラレッド」を造ることに成功した。危険な新ドラッグは瞬く間に都内のマーケットを中心に広まっていき、大麻のライトユーザーから玄人まで、次々と虜にしていった。その一方で、半グレ組織「黒部」での立場が危うくなった幹部の清水は、血眼でミックXの生産者(=森生)の正体を捜すのだがーー!?
植物栽培が天職の花屋の千東森生。赤字ばかりで家系は火の車。 そんな中、頼りの妻が事故にあり入院、車もつかえなくなってしまった。 お金がなく、すがったのは怪しい話を持ち掛けてきた旧友。 何がいいことで何が悪い事なのか、読んでいて善悪の境界線がおかしくなってくる。 裏社会の人だけでなく、周囲の人たちも絡んで抜け出せない深い沼にはまっていく。 貧乏が悪いのか、社会が悪いのか、吸う人が悪いのか、栽培する人が悪いのか・・・ 大麻王になるころには、彼もすっかり悪人になっているのでしょうね。