あらすじ半グレ集団に拉致された友人・加賀山を救うため、組織の幹部である清水にある取引を持ちかけた森生。それは、評判を呼んた大麻“キクシード”を超えた、より上質な大麻を卸すというものだったーー。半グレ、マトリ、大麻愛好家…、最上の大麻“ミックX”を巡って、金と権力が交錯する。ノンストップ・大麻・クライムサスペンス第3巻。
植物栽培が天職の花屋の千東森生。赤字ばかりで家系は火の車。 そんな中、頼りの妻が事故にあり入院、車もつかえなくなってしまった。 お金がなく、すがったのは怪しい話を持ち掛けてきた旧友。 何がいいことで何が悪い事なのか、読んでいて善悪の境界線がおかしくなってくる。 裏社会の人だけでなく、周囲の人たちも絡んで抜け出せない深い沼にはまっていく。 貧乏が悪いのか、社会が悪いのか、吸う人が悪いのか、栽培する人が悪いのか・・・ 大麻王になるころには、彼もすっかり悪人になっているのでしょうね。