あらすじ

メイドの誇りは、静かに、強く光る。今日も宝石商「ローシュタイン」には様々なお客様が訪れる。ジュエリーの買い取りを依頼しに来た夫婦。ビジネスから手を引き、田舎で穏やかに暮らすための費用に当てたいとのこと。美麗なジュエリーの価値、そして夫人の思う「幸せ」に応えるためにメイドはーー
宝石商のメイド 1
宝石商「ローシュタイン」は“メイドが宝石を売る”一風変わった品揃えのお店。大通りから外れたその店には、老紳士、貴族、女優、貧乏学生と噂を聞きつけたさまざまな人が訪れる。きらめく宝石を手にしたとき、彼らの人生もまた輝きだす。宝石と人が紡ぐ物語ーー繊細なイラストで贈る珠玉の連作短編。
宝石商のメイド 2
メイドの誇りは、静かに、強く光る。今日も宝石商「ローシュタイン」には様々なお客様が訪れる。ジュエリーの買い取りを依頼しに来た夫婦。ビジネスから手を引き、田舎で穏やかに暮らすための費用に当てたいとのこと。美麗なジュエリーの価値、そして夫人の思う「幸せ」に応えるためにメイドはーー
宝石商のメイド 3
お店の評判を聞きつけた記者・レオンがローシュタインを訪れる。彼は店主の古い友人のようで、エリヤに取材を申し込むが彼女の答えは……「恥ずかしい」。話題は“ラウラ夫人の首飾り事件” へ。名品であること、また懸賞金をかけていることから今注目の事件だ。そこで、またしてもエリヤが “思いがけず” 事件を解決に導くことに…!?ほかエピソードもたっぷり収録。エリヤの活躍を、きらびやかな宝石とともにお楽しみください。
宝石商のメイド 4
夢の大きさも形も宝石のように人それぞれ。穏やかな宝石店に変化が訪れる。エリヤの夜会での活躍が新聞に報じられたことで、ローシュタインには人が押し寄せ、大忙しに。エリヤはお客様に必要とされ喜びを感じていたが、店主は店が賑わうほど辛そうで――?
宝石商のメイド 5
宝石が紡ぐ出会いの連作短編、第5弾!大切な人に会うべく、ローシュタインに暇をもらい故郷を訪れるエリヤ。そこで明かされる過酷なエリヤの過去、アルフレッドとの出会い――。幼いエリヤが宝石商のメイドとなるまでの過去を紐解くシリーズ第5弾。