超わがままなことで知られるタレント、高森アンナに、雑誌用グラビア写真の撮り直しをお願いしたミキオ。高森アンナは奇跡的にOKを出し、撮影時間にもめずらしく遅れずやってきた。しかし、やってくるなりメイクさんを叱り飛ばし、スタッフらをハラハラさせる。しかし、ミキオには高森アンナは機嫌が悪くて叱り飛ばしているのではないことがわかっていた。彼女なりの仕事へのこだわりなのだ。そして撮影スタート、という時、ミキオは、スタッフらにスタジオから出て行くよう指示する。「撮影のジャマです」。なまいきだと怒るスタッフらを無理やり追い出してしまう。これはミキオなりの仕事へのこだわりだったのだ。
間の使い方が上手い、付き合い始めから徐々にズレていく二人 胸が締め付けられる読後感