あらすじ同級生の剛と友達になれた、阿羅太。ただ剛は、赤鬼の母と人間の父との間にできた子供だった。剛は、鬼に強く憧れ、人間をやめようとする。一方、生活に困っていた剛の母は、伊純を拉致し、青鬼を奴隷として扱うグループに売ろうとする。兄弟の絆、友達の絆に差別の鎖が巻きついてくる。自由に人と笑いたい。自由に人を愛したい。ただそれだけのために、阿羅太は戦う。
見た目どう見ても普通の中高生の兄弟、実は赤鬼と青鬼の兄弟である。 鬼はほとんど赤鬼で、青鬼は低確率でしか生まれないのだそうだ。 赤鬼は人間からは嫌悪感を抱きやすいオーラを纏って見えるのだそうで、それを表現してるコマがあるのだが視界が全てゴキ○リで埋まっていて気持ち悪さを超越したヤバさが表されていた。ヤバい。 一方青鬼にはそれがないようでむしろ好感を持たれやすい。赤鬼くんは兄弟に嫉妬する日々だ。 もちろん彼らは鬼なので人間のように高いところから身を投げてみてもタンコブができるだけであった。 試してみる赤鬼くんの心境や如何に。 そんな二人のちょっと変わった日常…なのだが、設定はなんとなく「トーキョーエイリアンブラザーズ」を思い出させる。 いずれにせよ、現代社会にコッソリ潜む若い異世界人たちの葛藤を描く作品といった感じであるがどっちも好きである。