あらすじ阿羅太と伊純は双子の兄弟だ。そして、人間の姿はしているが、鬼だ。生まれつき人間に嫌われるオーラをまとう赤鬼の阿羅太は、嫌われオーラを持たない青鬼の伊純を羨ましく思っていた。しかし鬼社会では、青鬼は、赤鬼によって差別されていた。青鬼差別の事実をはじめて知った阿羅太と伊純。二人に芽生えた無意識下での負の感情が兄弟の絆を、巧妙に浸食する。蔑む、妬む、閉ざす……2種類の鬼と人間がぶつかりあう異色の喜悲劇!!
見た目どう見ても普通の中高生の兄弟、実は赤鬼と青鬼の兄弟である。 鬼はほとんど赤鬼で、青鬼は低確率でしか生まれないのだそうだ。 赤鬼は人間からは嫌悪感を抱きやすいオーラを纏って見えるのだそうで、それを表現してるコマがあるのだが視界が全てゴキ○リで埋まっていて気持ち悪さを超越したヤバさが表されていた。ヤバい。 一方青鬼にはそれがないようでむしろ好感を持たれやすい。赤鬼くんは兄弟に嫉妬する日々だ。 もちろん彼らは鬼なので人間のように高いところから身を投げてみてもタンコブができるだけであった。 試してみる赤鬼くんの心境や如何に。 そんな二人のちょっと変わった日常…なのだが、設定はなんとなく「トーキョーエイリアンブラザーズ」を思い出させる。 いずれにせよ、現代社会にコッソリ潜む若い異世界人たちの葛藤を描く作品といった感じであるがどっちも好きである。