あらすじ『ミリオンジョー』を未完のままで終わらせるわけにはいかない!その一念で幾多の困難を乗り越え連載を続けてきた呉井だったが、計画の要であるメンバーに裏切られたことで、連載は続行不可能に。しかしそれでも呉井は最終回までのネームを描き続ける!その行為の果てに待つのは罰か、それとも……!?
例えば、現在連載中の国民的超人気マンガ「ワンピース」の作者である尾田栄一郎先生が誰も気づかないときに急逝していたら、予兆はあったのに担当が放っておいたら、それを隠蔽しようとしたら・・。 というもしかしたら実際にあり得ちゃうんじゃいないのというリアリティが目の前にチラつくゾックゾクする漫画家漫画サスペンス。 嘘に嘘を重ね、雪だるま式に大きくなっていく。 背中を冷たい汗が伝うような感覚に陥る隠れた傑作だと思っている。 読んでいる最中は終わらない悪夢を見ている最中の感覚にひどく近いので、引き込むのが異常に上手いんだと思う。 また違う形のサスペンスを描いてほしいなと強く願ってしまう。