あらすじ

2千万投資する代わりに、るなの家の子種になる―― 衝撃の提案に対する、ケンショーの答えは!? 「るなさんと対等でありたい」その一心で自分への投資をるなに持ち掛けたケンショー。しかし、るなには投資の見返りを配当金ではなく、うちの子種になるという衝撃の提案で打ち返されるのだった。動揺し、またしても敗北感を味わったケンショーは、さらに自らのビジネスに磨きをかけ、いっぽうるなも、ケンショーに提案を呑ませるべく、静かに策をめぐらすのであった。「ビジネス」をめぐる二人の駆け引きがさらに加速する、怒涛の第4巻! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 何も考えず、とにかく読んでみてください。読めば必ず、気付かぬうちにるなの魅力に取り込まれていることでしょう。
るなしい 1巻

火神の子として生きる高校生、るな。かつて火神の子であり、鍼灸院を経営する祖母、「おばば」と一緒に暮らしている。鍼灸院では火神の子であるるなの血が入ったモグサを使い、「自己実現」を売っている。いわゆる信者ビジネスである。るなは「宗教の人」としてクラスでいじめられるが、唯一の理解者であるスバルとは良い友人関係を築いている。ある日、るながいじめられているところをクラスの人気者、ケンショーが助けてくれる。その出来事をきっかけにふたりは距離を縮め、るなはケンショーに恋をしてしまう。だが、神の子であるるなに恋は許されない。るなは、ケンショーを「ビジネス」に取り込むことを決意する。『アマゾネス・キス』『魔術師A』の奇才、意志強ナツ子、待望の最新作! 何も考えず、とにかく読んでみてください。読めば必ず、気付かぬうちにるなの魅力に取り込まれていることでしょう。

るなしい(2)【ebookJapan限定特典付き】

火神の子として生きる高校生、るな。かつて火神の子であり、鍼灸院を経営する祖母、「おばば」と一緒に暮らしている。鍼灸院では火神の子であるるなの血が入ったモグサを使い、「自己実現」を売っている。いわゆる信者ビジネスである。るなは「宗教の人」としてクラスでいじめられるが、唯一の理解者であるスバルとは良い友人関係を築いている。ある日、るながいじめられているところをクラスの人気者、ケンショーが助けてくれる。その出来事をきっかけにふたりは距離を縮め、るなはケンショーに恋をしてしまう。だが、神の子であるるなに恋は許されない。るなは、ケンショーを「ビジネス」に取り込むことを決意する。思わせぶりな態度をとってきたケンショーへの復讐である。将来ビジネスで身を立てたいと望むケンショーはおばばとるなが主宰する「火神の医学」に入り、火神からビジネスの才能を買った。るなが「火神の子」としての本領を発揮。目的のために頑張っている――「自己実現」を達成している信者たちを、笑えますか。果たしてるなの復讐は成就するのか。ケンショーの「才能」とは何なのか。何も考えず、とにかく読んでみてください。読めば必ず、気付かぬうちにるなの魅力に取り込まれていることでしょう。

るなしい 3巻

火神の子に恋は許されない。淡い恋心に勝てなかったるなに、火神からの罰が下る。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 火神の子として生きる高校生、るな。かつて火神の子であり、鍼灸院を経営する祖母、「おばば」と一緒に暮らしている。鍼灸院では火神の子であるるなの血が入ったモグサを使い、「自己実現」を売っている。いわゆる信者ビジネスである。るなは「宗教の人」としてクラスでいじめられるが、唯一の理解者であるスバルとは良い友人関係を築いている。ある日、るながいじめられているところをクラスの人気者、ケンショーが助けてくれる。その出来事をきっかけにふたりは距離を縮め、るなはケンショーに恋をしてしまう。だが、神の子であるるなに恋は許されない。るなは、ケンショーを「ビジネス」に取り込むことを決意する。思わせぶりな態度をとってきたケンショーへの復讐である。将来ビジネスで身を立てたいと望むケンショーはおばばとるなが主宰する「火神の医学」に入り、火神からビジネスの才能を買った。ケンショーを「客」として見ようと努めてきたるなだったが、初めての淡い恋心には勝てなかった。恋をしたことで、火神からの罰を受けたるな。そしてある日突然学校をやめた。果たしてるなの行方は。そしてスバルとケンショーのその後の人生は。物語は、10年後からまた始まる。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 何も考えず、とにかく読んでみてください。読めば必ず、気付かぬうちにるなの魅力に取り込まれていることでしょう。

るなしい 4巻

2千万投資する代わりに、るなの家の子種になる―― 衝撃の提案に対する、ケンショーの答えは!? 「るなさんと対等でありたい」その一心で自分への投資をるなに持ち掛けたケンショー。しかし、るなには投資の見返りを配当金ではなく、うちの子種になるという衝撃の提案で打ち返されるのだった。動揺し、またしても敗北感を味わったケンショーは、さらに自らのビジネスに磨きをかけ、いっぽうるなも、ケンショーに提案を呑ませるべく、静かに策をめぐらすのであった。「ビジネス」をめぐる二人の駆け引きがさらに加速する、怒涛の第4巻! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 何も考えず、とにかく読んでみてください。読めば必ず、気付かぬうちにるなの魅力に取り込まれていることでしょう。

るなしい

加速していく不穏な物語 #1巻応援

るなしい 意志強ナツ子
toyoneko
toyoneko

「るなしい」は,意志強ナツ子先生の新刊です。今のところ,既刊は1巻のみ。 掲載誌はなんと小説現代。 意志強先生の過去作は,「魔術師A」と,あとは「りゅうのすけくん」だけ読んだことがありました。 http://leedcafe.com/webcomic/exmanga019a/ どちらも面白いのですが,エロ比重が大きすぎて,正直自分の中で持て余していたところ, 本作は,(少なくとも1巻の時点では)直接的な描写はなく,比較的読みやすい作品になっています。 主人公の「るな」は,学校内でいじめをうけている,もっさりした感じのメガネ女子高生。 彼女は,広報委員会に所属しており,その中では「オタサーの姫」的な扱いを受けています。 一方で,彼女は,学校内で,処女の血がしみ込んだモグサを売って, 希望者にお灸をする(しかも有料)という,やや怪しげな活動にも手を出している人物。 そんな彼女が,ふとしたことから背の高いイケメンと仲良くなって…というところからストーリーが始まります。 …こう書くと,なんだかラブストーリーが始まりそうですが, 意志強先生のお話ですので,そうではなく, 中心になっていくのは「やや怪しげな活動」の部分です。 るなの「おばば」は, るなを「神の子」とするリアルな「信者ビジネス」を営んでおり, その考え方は,ほぼカルトです。 悩みがある者を焚き付け,家族と切り離し, 奇跡を見せて,取り込んでいく…。 もちろんガッチリお金をとる。 るな自身も,そのことを充分に把握したうえで, これに加担し,背の高いイケメン(ケンショー君)を取り込んでいく…。 破滅が確定している結末に向けて, 不穏さばかりが増していく物語。 オバケが出てくるわけでもないのにホラー感は強く, ゾクゾクするような読み味であり,きっと名作になるであろうと予感させてくれる作品です。