あらすじ美しい容姿とは裏腹に、性格は最悪な乙女ゲームの悪役令嬢「マリアベル・テンペスト」に転生しながらも、なんとか破滅エンドを逃れ、生き続ける主人公。そんな中でも幼馴染のケイトと友達のエルとプリメラ…良き理解者に囲まれ、なんだか幸せを感じる今日この頃だったが、演劇部のスター俳優・クリスティンに、ルーナ王子の婚約者の座を懸け勝負を挑まれて…! 悪役令嬢はトラブル体質!? 人気小説乙女ゲーム転生ファンタジーのコミック化、第4巻。※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
ゲームの悪役令嬢・マリアベルへ転生したものの、意思とは反する悪役令嬢らしい言動が自動的に繰り広げられるオートモードで物語が進んでいく。 どのエンドも痛くて苦しいバッドエンドばかり。 また次もかと感情が死んできた6週目。 オートモードが切れ、さらに0歳からのスタートとなった。 6週目は断罪ルートを回避するため、悪役令嬢となるフラグを潰しに、潰し。 ゲーム開始まで残り3年となる魔法学園中等部への入学からストーリーは始まります。 信頼は皆無、信じられる人もいなかったオートモード時代が深く心に刻まれているため、周囲の評価にも関わらず、マリアベル視点だと非常に自尊心が低いです。 悪役令嬢だからか、忍び寄ってくるトラブル。 マリアベルは断罪されないルートを手にすることができるのか。 そんなお話です。 悪役令嬢ものと端的に言っても、バリエーションが多いですね。 オートモード時の話はあまり出てこないのですが、そのためにトラウマの強さを感じ取れます。 見たくない映像を見せられ、最後の嫌な思いは確実にしなければいけないとしたら、罰ゲームというか拷問に近いものだからでしょうか。 創意工夫して乗り切ろうとするマリアベルには、後に引けない思いと強さを感じます。