あらすじ栗太郎の級友、竹村は、いつも同じ着物を着ている栗太郎のことを馬鹿にしたりするイケスカナイ奴。が、近所のおじさんの孫、お由美の前では少し違う。いじめっこから彼女を守ったり、いつもの饒舌がとたんにしどろもどろになったり…(第1話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第5巻!
父と息子・栗太郎と栗之助(犬)の3人家族が繰り広げる生活を描いたほのぼのとした時代劇です。貧しくともプライドを持って生きようとする父と、父親想いの栗太郎と、マスコット的な存在の栗之助(犬)を中心に、ユーモアを交えながらも、心あたたまる展開が、わずかなページ数で表現されていて、読後には必ず心地よい余韻を残してくれます。中京新聞(東京新聞)で4コマ版「おーい栗之助」という連載もやってました。こちらも本編と同じくらい良い漫画でしたが、ちゃんとした単行本は出ていないようで、現在入手することは難しいです。図書館などで新聞のバックナンバーを読むか、「おーい栗之助 春、ほのぼの (My First Big SPECIAL)」という廉価版コミックを手に入れるしかなさそうです。