あらすじ

おてんばな姫は、自分が男に生まれれば良かったと思っていた。がある日、栗太郎に石投げを教わった姫は、同時に「優しい気持ち」も教えてもらう。彼に恋をした姫はその夜…(第1話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第3巻!
あじさいの唄 紫陽花(1)

明るく元気な男の子・栗太郎。母上はいないけどテレ屋で優しい侍の父上に、捨て犬だった栗之助が家族!大江戸ほのぼの劇場、堂々の単行本!ある雨の日、栗太郎は、紫陽花の下で震えている小犬を見つける。彼は自分の名をとって、その犬に栗之助と名付け、二人の温かい友情が始まった(第1話)。

あじさいの唄 蒲公英(2)

栗之助は、自分が拾われた日のことを思いだしていた。ある雨の日、目が覚めたら箱の中で独りぼっち。近くを通る人間にも「汚いからくるな」とことごとく冷たい仕打ちをされ、栗之助はとても寂しかった。そんな栗之助に、ただひとり優しくしてくれたのが、栗太郎だったのだ(第1話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第2巻!

あじさいの唄 かざぐるま(3)

おてんばな姫は、自分が男に生まれれば良かったと思っていた。がある日、栗太郎に石投げを教わった姫は、同時に「優しい気持ち」も教えてもらう。彼に恋をした姫はその夜…(第1話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第3巻!

あじさいの唄 萩(4)

ある星のきれいな夜、物書きの秋月おしのは一人舞を踊っていた。そこに栗太郎の父上が現れ、落とした櫛を拾ってあげる。おしのは、それをとてもロマンチックな出会いだと思うのだが実際は…(第1話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第4巻!

あじさいの唄 春爛漫(5)

栗太郎の級友、竹村は、いつも同じ着物を着ている栗太郎のことを馬鹿にしたりするイケスカナイ奴。が、近所のおじさんの孫、お由美の前では少し違う。いじめっこから彼女を守ったり、いつもの饒舌がとたんにしどろもどろになったり…(第1話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第5巻!

あじさいの唄 人情紙睫毛(6)

寺子屋でみんなに笑われてイライラしていた栗太郎は、ずぼらな父上にあたってしまう。栗太郎の言葉に、父上は黙って家を出て行ってしまう。初めは強がっていたものの、次第に反省して父上に手紙を書く栗太郎。すると、遠くの方で火事を知らせる半鐘の音が……(第1話)元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第6巻!

あじさいの唄 通り雨(7)

犬の栗之助は最近、自分にかまってくれない栗太郎の態度にさびしい思いをしていた。思わず、過去の優しかった栗太郎を振り返ってしまう栗之助。そんなある日、栗之助は散歩先で、ヒモでつながれて身動きが取れず、やはり悲しい思いをしている犬に出会う…(第1話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第7巻!

あじさいの唄 八重桜の巻 (8)

お城のお姫さまなのに、相変わらずのお転婆ぶりを発揮するまる姫。栗太郎に乱暴者呼ばわりされて開き直る姫に、通りすがりの色っぽい女が「女だからできる事もある」と諭す。その女こそ、だれあろう、城の屋根を風のように走る盗賊『鼠(ねずみ)』だったのだ!(第1話)元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第8巻!

あじさいの唄 てのひらの巻(9)

栗之助が病気になった!心配した栗太郎はあちこちの医者へ連れていくが、どこも犬だからダメだと断られてしまう。やっと診てくれた医者に、「なんでもするから栗之助を助けて」と頼む栗太郎。医者からも「やばい」といわれた栗之助の病状は…(第1話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第9巻!

あじさいの唄 花見の巻(10)

大好きなみくちゃんの前で「のぞき」呼ばわりされたことから、ごんちゃんと大喧嘩をしてしまった栗太郎。父からは「喧嘩できるのも今のうち」と言われるが、ふたりはお互いのことを気にしつつも、なかなか仲直りすることができない。そんなある日、栗太郎は、みくちゃんからごんちゃんの引っ越しの話を聞く…(第1話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第10巻!

あじさいの唄 夢占いの巻(11)

団子を食べに行きたいという妻のおたかさんに代わり、双子の娘・お幸とお福の面倒を見ることになった高村先生。娘たちは泥棒ごっこがしたいと言い出し、先生は教育上良くないと思いつつも、ふたりを喜ばせるため泥棒のまねをする。久しぶりに娘たちとゆっくり過ごし、幸せを感じる高村先生だったが…(第1話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第11巻!

あじさいの唄 おかえりの巻(12)

お花見の日に風邪をひいてしまった栗太郎。大好きなみくちゃんも一緒だからと、無理して出かけようとしたのだが、父上に止められ、あえなく布団の中に戻ることに。鼻水をたらし、せき込みながらひとりぼっちで寝ていると、優しかった母上のことが頭に浮かんで…(第2話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第12巻!

あじさいの唄 青春の巻(13)

病気で母を亡くしている栗太郎は、寺子屋でお母さんの絵を描くことになって浮かない顔をしていた。「お父さんの絵でいいんだよ」と気を遣ってくれるごんちゃんや江身先生にも、「お母さんがいないわけじゃない!僕にだって母上はいたんだ!」とついつい反発。そんな栗太郎は、河原で遊んでいる親子を見て、母のことを思いだし…(第1話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第13巻!

あじさいの唄 雨宿りの巻 (14)

友達の飴屋から「殺されるかもしれねぇ」という相談を受けた父上。話を聞いてみると、毎晩首を絞められる夢を見て気味が悪いので、しばらく家に泊めて欲しいとのこと。嫌がる父上だったが「化けてでてやる」という飴屋の一言で、しぶしぶその申し出を了承したのだった。そして迎えた夜半過ぎ、苦しみ始めた飴屋の首スジにはなんと…!?(第1話)元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第14巻!

あじさいの唄 夢で会えたらの巻(15)

母上はいない。豊かな暮らしでもない。でも悲しくなんかない。幼くして母を亡くした少年・栗太郎と、男手一つで栗太郎を育てる浪人の父、そして犬の栗之助。家族の温かさの中で育まれる栗太郎の優しい心が胸を打つ。ビッグコミックオリジナルの大人気連載作品、6年ぶりの単行本発売!!2004年から2008年までの作品から作者自身が選んだ珠玉の19話を収録。(全て単行本初収録の作品です。既刊の単行本とは重複しません。)