あらすじ寺子屋でみんなに笑われてイライラしていた栗太郎は、ずぼらな父上にあたってしまう。栗太郎の言葉に、父上は黙って家を出て行ってしまう。初めは強がっていたものの、次第に反省して父上に手紙を書く栗太郎。すると、遠くの方で火事を知らせる半鐘の音が……(第1話)元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第6巻!
父と息子・栗太郎と栗之助(犬)の3人家族が繰り広げる生活を描いたほのぼのとした時代劇です。貧しくともプライドを持って生きようとする父と、父親想いの栗太郎と、マスコット的な存在の栗之助(犬)を中心に、ユーモアを交えながらも、心あたたまる展開が、わずかなページ数で表現されていて、読後には必ず心地よい余韻を残してくれます。中京新聞(東京新聞)で4コマ版「おーい栗之助」という連載もやってました。こちらも本編と同じくらい良い漫画でしたが、ちゃんとした単行本は出ていないようで、現在入手することは難しいです。図書館などで新聞のバックナンバーを読むか、「おーい栗之助 春、ほのぼの (My First Big SPECIAL)」という廉価版コミックを手に入れるしかなさそうです。